916年1月22日付
【社会】国際向け報道機関成立
<新セニオリス通信>
イグナイト・タイムズ、北方セニオリス新聞(SŠN)、ヤドラスコ・グループ、労働者ネットワークニュース(VRM)、新セニオリス通信(NŠK)の5報道社は916年、共同で記者会見を開き、セニオリス地域から国際向けに報道する共同組織「セニオリス共同国際通信」の設立を発表した。
共同国際通信は、出資する5報道社の国際向け報道を集約し一括で報道する合同組織だ。国際向け報道の過当競争による各社の疲弊への懸念や、国際向け報道免許の取得の難易度から形成議論が進み、成立にあたっては国外の読者へセニオリスの情報を届ける効率の向上が期待されている。
代表のドゥブラフカ・ステピナツ氏(イグナイト・タイムズ)は「多様な報道姿勢の結集によって、セニオリスの多様な側面を国際社会向けに届けたい」と、組織の意義を話した。
【社説比較】続く内政課題 外貨導入で解決なるか
<セニオリス共同国際通信>
915年7月、ヤコヴ・ファーラン政府代表はセニオリス共和国の成立を宣言し、合わせて諸外国向けにハルクステン条約の効力確認なども行った。
宣言に於いて代表は「国土の荒廃による投票所の不足、議事堂の建設、物資不足などの内政課題を克服次第直ちに正式な大統領選、議会選を行う」と言明した。この課題の克服の一環として11月には鉱山開発への外貨導入を承認したと報じられている。
イグナイト・タイムズは「物資の不足は待ったなしの状況であり、外貨導入は必要な措置」と歓迎。「適正な手続きにおいて双方の納得行く形で導入されなければならない」と注文をつけた。
北方セニオリス新聞も「国土整備にも議事堂設置にも必要なのはまず物資である。外貨導入が成功出来るよう政府は厳正に対応してほしい」と外貨導入の方針を歓迎した。
新セニオリス通信は「貧弱な国内の生産体制のみで課題を解決することが著しく困難であることは火を見るより明らかである。フリューゲルでは新興国の序盤開発は支援を元手に行われるのが慣例であり、外貨導入の方針は必然的と言える」と指摘した。
一方、ヤドラスコ・グループは「外貨導入決定の報道から現在までに具体的な進捗が見えない」と指摘し、「外貨を必要とするあまりに見切り発車的な対応となっている」と批判。
労働者ネットワークニュースも「外貨導入後の具体的な施政案が見えてこず、先進国の理解を得られない可能性がある」と懸念を示した。
外貨導入を早期に導入すると共に、内政課題の早期克服につなげることが出来るか。政府の手腕が問われている。
【社会】テニス大会、優勝候補がまさかの危険球失格
<北方セニオリス新聞>
国内テニスの最大規模の大会であるノルテアレフィス・オープンでは、4回戦にて優勝候補と目されていたイワン・モホロビチッチ選手がまさかの危険球失格となり、会場が騒然となった。
モホロビチッチは第2セットにて6-5とリードを決め、ベンチに戻る際にコートの後ろへ打ったボールが観客の頭に直撃し、規則違反の危険行為として失格処分となった。
球の直撃を受けた観客は一時病院に搬送されたが、現在は回復しているという。
国内大会を数々制覇し、今回も優勝候補となっていた選手だけに、この”痛恨のミス”に会場は騒然となった。
モホロビチッチは書面上において「テニスへの向き合い方からもう一度考え直したい」とし、関係者や球が直撃した観客に向けて謝罪した。
事件に居合わせたというファンの女性は「イワンのばか!もう知らない!」と涙ながらに話した。
その他
- 【政治】ファーラン政府代表、外貨導入について「現在交渉中」(イグナイト・タイムズ)
- 【国際】国連安保理、一般理事国は2国に 識者「”ねじ込み選挙”により回復へ」(ヤドラスコ・グループ)
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