神聖ガトーヴィチ帝国【君帝】インターリ君帝陛下 ベロガトーヴィチ大公に御卽位
902年-イェゴール18年-9月、イタク通信社電
インターリ・エツィラポーヴナ・リーソヴァ君帝陛下並びにミハイル・ウラジーミロヴィチ・ベロリーソフ大公殿下は20日、イヴァングラート市内の救世主ハリストス大聖堂に行幸・行啓在らせられ、ベロガトーヴィチ大公位をめぐる退位式及び即位式に臨まれた。
退位式及び即位式は以下の順に執り行われた。
- まず、ミハイル大公殿下がベロガトーヴィチ大公位からの退位を御宣明遊ばされた。
- 次に、ミハイル大公殿下がヴォルネスク大公・サザンベルク公への即位を御宣明遊ばされた。
- 最後に、インターリ君帝陛下がベロガトーヴィチ正教会のイオシフ府主教座下の同席のもと戴冠し、ベロガトーヴィチ大公に御即位遊ばされた。
※ヴォルネスクはベロガトーヴィチ大公国の旧国名であり、サザンベルクは南西ヴォルネスクに存在した公国である。
これにより、ガトーヴィチ民主帝国とベロガトーヴィチ大公国は、インターリ君帝陛下を戴く同君連合となった。
カリクリャータルスカヤ為政院は901年1月にベロガトーヴィチ大公国に副外政相を派遣し、「ガトーヴィチ連邦」の創設を軸とする「連邦論」に基づく関係深化を模索していた。しかし、両国外政省を統一すれば、将来的にベロガトーヴィチ大公国がフリューゲル国際連合加盟国の地位を喪失するのではないかという警戒感が強まり、最終的にはインターリ君帝がベロガトーヴィチ大公位を継承する「同君連合論」に収束した。
各党の反応は以下の通り。
社会民主党のカリクリャータルスカヤ主席は、「ベロガトーヴィチ大公国の主権を尊重することができた。」と述べ、業績をアピールした。
立憲進歩党のムイシュキナ総裁は、「同君連合化によりガトーヴィチ・ベロガトーヴィチ経済は共に発展していくことだろう。」と述べ、両国間の経済的結びつきが強化されるという見方を示した。
正教保守党のオセチェンコ司宰は、「正教を通じてベロガトーヴィチ人との交流が活発になることが期待される」と笑顔で語り、正教徒コミュニティの拡大による甚深の調和の実現を説いた。
労働党のアレクサンドロヴァ代表は、「政治的実権を手放すことになったベロリーソフ大公家と良好な関係を維持できるのかが不安だ」と述べ、与党の一角としてカリクリャータルスカヤ為政院の判断に疑問を呈した。
帝国発展党のギンクゴーネン総帥は「帝国の国力増強の為には、中央政府を擁する『大ガトーヴィチ帝国』の建国が不可欠だ」と述べ、君主のみならず外政・軍事・財政をも統合すべきだと主張した。
全議席の1/3を持ちながらも野党に甘んじているガトーヴィチ共産党のカラシニコフ委員長は「君主を同じにすれば関係が深化するという考えは浅はかで、考えられる中でも最悪の判断だった」と述べ、デモクラチーチェスカヤ連立を痛烈に批判した。
【社会】「キュート❤️キュートな900年」大ヒット
900年-イェゴール16年-12月、イヴァングラート通信社電
フリューゲル歴900年を祝い、国内ではカワイ兄妹(※)がリリースした「キュート❤️キュートな900年」のストリーミング総再生回数が5億回を突破し、空前の大ヒットとなっている。ガトーヴィチでは世紀年に
- 「ゴーゴー500年」（作曲：サヂェーニン）
- 「朗々600年」（作曲：チャイゴラムサフスキー、作詞：リウタロフ）
- 「なかなか700年」（作曲：モリモトフ、作詞：オーサカフ）
- 「パチパチ800年」（作詞・作曲・歌：ショーヴァ）
など世紀年を題材にした曲が流行することが知られている。今年も「救急900年」「きゅうりの900ちゃん」「クルクル900年」など世紀年ヒットを狙った曲が15曲以上（当社調べ）発表されていたが、「キュート❤️キュートな900年」の一人勝ちとなった。
※カワイ兄妹…作詞作曲を担当するК. カワイと、歌手А. カワイが結成した音楽コンビ。実際は夫婦。ガトーヴィチの伝統音楽とКАВАИИ（カワイイ）を融合させたオリジナリティ溢れる楽曲は、主に有権者層の心をわしづかみにしている。
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