書簡を以て啓上いたします。本使は閣下に対し安全保障理事会決議に伴う提出国説明の拘束性に関する問合せの請求を通報する光栄を有します。
フリューゲル国際連合事務局およびその長たる事務総長ならびに安全保障理事会およびその理事国たる諸邦は、加盟国諸邦の間における紛争およびそのリスクの解消のため手続的に正当かつ論理的に整合的なあらゆる手段によって尽力している。共和国政府は、これらの努力に対して惜しみなく賛意と敬意を表明する。
フリューゲル国際連合事務総長に照会する。
エーゲ委任統治領設立に関する決議(S/RES/56)は、提出国によって「説明」を伴って安全保障理事会に提出され、採択されている。この「説明」の国際法上の扱いについて確認する。
- 「説明」は、決議の文言そのものに準じる拘束力を持つか。
- 「説明」に伴う解釈に対する変更は、いかなる手続きによって可能となるか。
- 「説明」に反するが条文の文言そのものとは矛盾していない解釈は、排除されるか。
- 「説明」が想定していないが文言そのものとも「説明」とも矛盾しない解釈は、排除されるか。
- 「説明」に同意しないが条文の文言そのものに賛成することは可能か。
本使は以上を申し進めるに際し、ここに重ねて閣下に向かって敬意を表します。
フリューゲル暦1140年7月13日
ロムレー湖畔共和国政府駐カルセドニー次席大使兼フリューゲル国際連合代表部特命全権大使
マリー・ステファン・モンタニエ