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【政治】第39回選挙 右派凱旋

【政治】第39回選挙 右派凱旋

第39回帝国議会議員選挙は853年1月30日、最高気温が氷点ほどのなか投票が行われ、即日開票された。結果は以下の通り。

  • 帝国発展党ПРИ(右派)…60議席(+36)
  • 立憲進歩党КПП(中道右派)…55議席(+47)
  • 労働党ЛПГ(中道左派)…35議席(-36)
  • 正教保守党ПКП(宗教)…20議席(+6)
  • 社会民主党СДП(左派)…18議席(-24)
  • ガトーヴィチ共産党ГКП(極左)…12議席(-29)

第38回選挙では左派が大躍進したが、第39回選挙では右派が支持を回復した。議席を倍増させた帝国発展党が第一党の座を獲得し、立憲進歩党も議席をおよそ7倍とする大躍進を見せた。与党労働党、社会民主党は軒並み議席を減らし、ガトーヴィチ共産党も前回選挙において得た41議席は二十年間の淡い夢となって消えてしまった。

【政治】大連立ならず 右派政権誕生へ

第39回選挙の結果を受けて、下野を危ぶんだ労働党のР. К. ガルモーニナ代表は、社会民主党のА. Н. チョールニン代表、立憲進歩党のГ. А. チェプロフ総裁と立憲進歩党控室において協議し、右派帝国発展党を除く大連立政権の樹立を模索したが、チェプロフ総裁はこれを「帝国発展党が議席を増やしたという民意を汲まない連立政権は組まない」と一蹴するや、隣接する帝国発展党控室のЕ. Ф. フェーノフ総帥の元を尋ねて連立要請を行い、両者は堅い握手を大きく上下に振って右派連立政権の樹立を確約した。

【政治】「取り返しましょう!」チェプロフ新首相

第797回帝国議会(臨時会)は2月5日、立憲進歩党のゲンナジー=アレクサンドロヴィチ=チェプロフ総裁(58)を首班指名し、氏は6日、シェルクンチク君帝陛下によって第40代為政院総理大臣に任命された。

チェプロフ氏は、施政方針演説で次のように語った。

「我が国の世界的権威と伝統的価値観を大切にする帝国民にとって、この20年間は冬の時代でありました。君帝陛下はおんとし81歳になられますが、ご高齢の方がなさるべきではない労働に従事させられています。400年の伝統を有する君帝陛下は、ガトーヴィチの代表として他の形でお力を発揮して頂けるはずです。ディースブルク体制に入ってまもなく30年になりますが、全く脱却への糸口が摑めていません。機を得て、フリューゲル国際連合安全保障理事会の一般理事国となった今、まずはこの不都合な状態は容易に解決できるはずです。(中略)我が国がこの20年間で失ったものを、一つずつ、取り返しましょう!」

写真:ゲンナジー=アレクサンドロヴィチ=チェプロフ

リュボーフィ17年-795年-、ヴァダーコイ県生まれ。イヴァングラート帝国大学法学部卒。在学中に813年戦争を経験。当時の帝国発展党メタロヴァ首相の政治運営に疑問を抱き、「国民に寄り添う保守」を掲げて政界入り。語学に堪能で、レゴリス語・ストリーダ語を自在に扱えるという。

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