カルセドニー社会主義共和国を代表して、以下の通り投票いたします。
一般理事国に関する憲章改正決議案に対し賛成、フリューゲル中央銀行総裁職の創設に関する決議案に対し賛成します。
一方で一般理事国の定足数の設定及び臨時選挙制度に関する決議及び関連する附属書廃止に関する決議案に対しては賛否を表明せず、棄権します。
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まず、我が国の提出したフリューゲル中央銀行総裁職の創設に関する決議案に対して広い理解が得られていることについて感謝申し上げます。フリューゲル経済の活性化のために、フリューゲル中央銀行の役割が拡大されることは望ましいでしょう。
続いて、レゴリス帝国の提出した2つの安全保障理事会に関する決議案に対する我が国の見解を申し上げます。我が国としては、レゴリス帝国の提案した「一般理事国の選出要件を推薦4ヶ国に緩和し、一方で臨時選挙制度を廃止する」という提案それ自体に対しては賛同を与えることができると考えています。同盟理事国すべての賛成が得られる制度を採用することは安全保障理事会の活動に資するでしょうし、そのために同盟理事国間の妥結点を探ったレゴリス帝国代表のご尽力には感謝申し上げます。
一方で、我が国の提案した「両決議案を結合し、憲章改正発効を臨時選挙制度の廃止要件にする」という修正が受け入れられなかったことは残念に思います。レゴリス代表の決議案では、臨時選挙制度が廃止され憲章改正が発効するまでの間、一般理事国の数が少なくなることは回避できず、その点については我が国としては不十分であると考えております。
従って、我が国としては、レゴリス代表の主張に全面的な賛成を与えることはできません。しかしながら、安全保障理事会の制度を巡って同盟理事国の間で意見対立が生じている状態が長期間継続することが生じさせかねない深刻な問題について配慮し、我が国はこの内容に対して反対することは避けたいと思います。
以上の理由から、我が国は憲章改正に対して賛成、臨時選挙廃止決議に対しては棄権することを改めて表明します。我が国の懸念点が解消されるためにも、憲章改正決議案が採択され、憲章改正が早期に発効することを望みます。各加盟国の総会での精力的な活動に感謝申し上げます。