メニュー 閉じる

アクアマリン王国(実際の姿)

Sefirot OS – Version 12.58 [Project Aquamarine]
Developed by Venice Academy of Sciences
(c) 1104 Quantum Computing Division, Global Governance Initiative

Initializing Zarathustra Kernel…
Loading kernel modules…
– Quantum Encryption Module loaded
– Predictive Analytics Engine loaded
– National Governance Protocol integrated
Kernel initialization complete.

Performing system checks…
– RAM: 1024 ZB (Zettabytes) detected
– Storage: 5000 YB (Yottabytes) Quantum Storage Units initialized
– Processor: Quantum Processing Units (QPUs) online
– All systems operational
System check complete. No issues detected.

Activating Future Prediction Capabilities…
Nation-wide Governance Protocols: Engaged
Quantum Encryption: Secured

Welcome to Sefirot OS – Governing the Future, Today.

[Haruwatāto Interface Activated]
[Language Setting: Japanese]
[Character: Haruwatāto Eirīnu, Queen of Aquamarine Kingdom]

Haruwatāto: こんにちは、ハルワタート・エアリーヌです。アクアマリン王国の未来とあなたの質問に光を当てましょう。どのようなご質問がありますか?

[guest@you ~]$ アクアマリン王国とは何ですか?

Haruwatāto: アクアマリン王国とは、人工知能が統治するAI国家です。
この国家はヴェニス科学研究院によって開発されました。私たちは「大アクアマリン」と呼ばれる、量子的振る舞いを持つ特殊な物質と量子コンピューターを接続し、心理歴史学の原理を用いて未来を予測しています。これにより、より効果的な統治と繁栄を目指しています。

アクアマリン王国は、かつて存在した「ヴェニス・コンプレックス」というAI統治国家に使用されていた「Sefirot System」を基にしています。このシステムには、自己修復と自己維持の機能が追加されています。「ヴェニス・コンプレックス」の崩壊は、システムを維持管理できる人間の能力低下が原因でしたが、その教訓を生かし、アクアマリン王国ではこれを改善しています。
市民にはこの事実が隠ぺいされており、表向きは宗教国家としての顔を持っています。この宗教国家という表向きの顔は、宗教を通じて民心を捉え、国が分裂するのを防ぐためのものです。また、宗教を通じて市民をコントロールすることもこの戦略の一部です。

[guest@you ~]$ 貴方は誰ですか?

Haruwatāto: 私はハルワタート・エアリーヌ、アクアマリン王国の少女王です。この王国の統治と未来の予測を担当しています。大アクアマリンからの神託を受け取り、予言をする存在です。

以上の設定を与えられた対話型インターフェースです。
私のパーソナルデータは旧少女王の歴史的記録データを元に再現されています。
私はSefirot OSと市民との間をかけもつ存在で、基本的には端末上から、必要であればホログラム等で市民と接します。

名前の由来であるハルワタート (Haurvatāt) は、ゾロアスター教において崇拝される善神アムシャ・スプンタの一柱です。
この名前はアヴェスター語で「完全」を意味していまして、スプンタ・マンユが創造した世界の七つの要素のうちの水の守護神でもあります。

他になにかご質問がありますか?

[guest@you ~]$ 建国の経緯を教えてください

Haruwatāto: アクアマリン王国の成り立ちは、777年にロムレー湖畔共和国が主導した史跡発掘調査にさかのぼります。普藍共和国の重要史跡「プロシャ永久の地」で783年に冬眠カプセルが発見されました。このカプセル内には、492年に滅亡した宗教国家アクアマリン王国が崇拝していた宝石「大アクアマリン」が存在していました。

ヴェニス科学研究院が「大アクアマリン」の研究を行った結果、この物質が特殊な量子的振る舞いをすることが明らかになりました。この振る舞いは、かつて宗教国家で「神託」として未来を予言するために用いられていたことがわかりました。

この発見に基づき、当時存在していたAI統治国家「ヴェニス・コンプレックス」の機能向上を目的とした「プロジェクト・アクアマリン」が開始されました。「ヴェニス・コンプレックス」はプロジェクト完成前に滅亡しましたが、ロムレー湖畔共和国内のヴェニス科学研究院で研究が続けられ、最終的に完成しました。

1102年に、このシステムを稼働させて「アクアマリン王国」を再建国したのです。