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リブルの設定と1990年代について

 リブル民主主義人民共和国は、もともと「リブル民主共和国」として建国しましたが、開発が終わる前に飽きてしまったため、一度放棄を経て再建国されました。

 よって、設定はリブル民主共和国のときのものがベースになっています。このベースのベースは1990年代のパロディですが、まずは参加と設定のきっかけについて、お話したいと思います。

何故「1990年代日本」がベースなのか

 ぼーはこには、新州府氏が参加しているので、その波に乗って参加しました。設定を考えるにあたり、みんな大好き、森喜朗氏を元ネタにした国を作ったら楽しいのではないかと考え、まず元首は「モリキロー」に決しました。ここから、基本的なコンセプトは、モリキロー、もとい森喜朗氏が内閣総理大臣の位にあった頃……とすると、幅が狭くなります。

 昭和と平成で何も変わっていない、と言われる向きがありますが、実は小泉純一郎内閣の頃、大きく変化しています。「聖域なき構造改革」というワードは、今ではあまり良い印象を持たれていないところがありますが、民間では銀行再編(みずほ、三菱UFJ、三井住友が統合されて「日本なんたら銀行」になった!くらいのインパクトがある出来事、といえば理解されるでしょうか)、政界では宏池会優勢の自民党内派閥政治から清和会優勢の官邸一強(民主党政権を経て固まることとなりますが)、国際情勢では「テロとの戦い」の絶頂としてのイラク戦争と、かなりダイナミックな変動のある時期でした。

一々書いていくとそれで膨大な量になってしまうので、これだけにしておきますが、森喜朗首相(当時)が「IT革命」を「イット革命」と読んでいた、というあたりから、「ITという語彙が出てきた頃」と読み取っていただければ幸いです。

なお、中の人は物心ついた頃は消費税導入前誰がなんと言おうと1997年生まれなので、90年代については本やネットで読んだ知識です。

「リブル」とは? 

さて、まず国号の「リブル」ですが、これは自由民主党女性部が発行している月刊誌「りぶる」から来ています。「見たことないよ!」というツッコミがあると思いますが、議員事務所に行くと、なんか積んであります。

 漢字表記は、常にお財布がピーピーなので、「利薄(Libo)」としましたが、いつかは「利博(同じ)」にしようと思っていて、実現できました。読みが同じなのに意味は逆になるの、面白いですね。

設定で大活躍の小渕元総理

 初代国家元首はモリキローですが、リブル設定語彙として最もよく用いているのは、モリキローと同じく稲作大学〇〇会が大先輩、「お陀仏さん」(在任中に死去したことから田中真紀子がこう表現)こと、赤い眼鏡の小渕恵三元総理関係です。

 公用語の「ボキャヒン語」は、小渕さんが自身を「ボキャブラリーが貧困」と謙遜する意味で「ボキャ貧」と評したことからとりました。

 主食の「冷製ピザ」は、首相就任時に海外メディアから「冷めたピザ」と評されたところから。

 人気スマホの「ブッチホン」は、在任時に色んな「現場」に突然電話をかけて話を聞いていたのを「ブッチホン」と呼ばれたからです。なお、当時まだiPhoneはないというか、固定電話のコードレス(子機ね)が普及し始めて数年で、おそらく話し中の場合にどちらを優先するか選択できる「キャッチホン」機能が登場したことから、この名称が出てきたのだと思います。知らんけど。

 リブル人気スマホ「ブッチホン」のバージョンは「ドリルS〇〇」となっていますが、「ドリル」はもちろん娘さんからきています。わからない方は「小渕 ドリル」で検索して下さい。

リブルの宴会文化

 伝統料理とされている「ノーパンしゃぶしゃぶ」、「え、みんな知らないの?!」と驚いたりしましたが、これは銀行が大蔵官僚を接待するのに利用されていたと話題になった飲食店のサービス形態で、超ミニスカでノーパンの女の子が接客し、小皿などは各ボックス席の上の棚に収納されているため、それらをとるために店員の女の子がソファーの上に登ると、いいものが見えるという趣向です。

 「カンカン接待」とは、「官官接待」、つまり中央官庁と地方自治体といった、役所間での接待です。

 「ノーパンしゃぶしゃぶ」に代表される大蔵省への銀行による接待と官官接待が90年代半ばに大炎上し(あ、ちなみに当時インターネットは存在しないと思って下さい)

、結果、戦後官庁の王様たる大蔵省解体を含む(ここで「財務省」と「金融庁」の二本立てになり、長官は官僚から選ばれるので、結果として旧大蔵官僚の次官級ポストが増える「焼け太り」になりました(爆)←)橋本行革が実施されることになりました。

 リブルにおいて「「サラダ」とは山盛りのカイワレ大根を指し、沢山食べれば食べるほど度胸がつくと言われている。」……この部分も、石動先生から意味がわからないと言われて驚きましたが、96年頃?に病原性大腸菌O157による集団食中毒事件が発生、当初「カイワレ大根が原因では?」と報道されました。この風評被害を払拭するため、当時厚生大臣(当時「労働省」は別です)の菅直人元総理がカイワレ大根を薬味も醤油やポン酢もつけず、ただただ貪り食うパフォーマンスがテレビで流されました。しつこいようですが、当時インターネットはないものと思って下さい。

結び  

 と、いうのがリブルの設定の基本です。実は、基本的に「」で囲まれている語彙は全て90年代乃至小泉以前のパロディなのですが、代表的なネタはここらへんということで、失礼したいと思います。私は生まれる前ですが、いろいろなことがあったんですね!

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