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レゴリス帝国・ウェールリズセ連邦間における相互安全保障条約

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    レゴリス帝国・ウェールリズセ連邦間における相互安全保障条約(Regolith Reich, Commonwealth of Waleridse – Security Treaty)

     レゴリス帝国とウェールリズセ連邦は、
     すべての国民及びすべての政府とともに平和のうちに生きようとする願望を再確認し、かつ、国際社会における平和機構を強化することを希望し、
     両国の国民がかつて相互の理想と共通の絆によって、共に国際社会の平和と秩序を乱す国々に対抗して戦うため結束するに至った関係を、相互に誇りを持って想起する。
     いかなる潜在的侵略者もいずれか一方の締約国が国際社会において孤立しているという錯覚を起すことがないようにするため、
     両国の団結の意識及び外部からの武力攻撃に対して自らを防衛しようとする共同の決意を公然とかつ正式に宣言することを希望する。
     さらに、平和及び安全を維持するための集団的防衛についての両国の現在の努力を強化することを希望して、次のとおり協定した。

    第一条
     締約国は、国際紛争を締約国の平和及び安全並びに正義を危険に晒されることのないように解決し、並びにそれぞれの国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、締約国の名誉と存立が保全される限りにおいて慎むことを約束する。
    第二条
     締約国は、この条約の目的を一層効果的に達成するために、単独に及び共同して、継続的かつ効果的な自助及び相互援助により、武力攻撃に抵抗するための個別的及び集団的能力を維持し発展させる。
    第三条
     締約国は、いずれかの締約国の領土保全、政治的独立又は安全が脅かされたと認めたときはいつでも協議する。
    第四条
     各締約国は、いずれかの締約国に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の手続に従って直ちに共通の危険に対処するように行動することを宣言する。
     前記の武力攻撃及びその結果に対して執るすべての措置は、直ちに締約国間で設置される理事会に報告しなければならない。その措置は、国際の平和及び安全を回復し及び維持するために必要な措置を執ったときには、終止される。
    第五条
     第四条の規定の適用上、いずれかの締約国に対する武力攻撃は、いずれかの締約国の本国領域、又は締約国の軍隊、公船若しくは航空機に対する武力攻撃を含むものとみなされる。
    第六条
     締約国は、この条約の実施に関する事項を審議するために、自国の外務・防衛大臣又はその代理者で構成する理事会を設置する。理事会は、いつでも会合しうるように組織するものとする。
    第七条
     第六条の規定によって設置される理事会は、この条約の目的を促進し、かつ、締約国の安全に寄与する地位にある国家、機関、国家連合又は他の当局との間に協議の関係を維持する上で必要な権限を与えられる。
    第八条
     この条約は、締約国により、各自の憲法上の手続に従って批准されなければならない。批准書は、なるべくすみやかにウェールリズセ連邦政府に寄託しなければならず、
     同政府は、他の署名国にこの寄託を通告する。この条約は、署名国の批准書が寄託されたときに効力を生ずる。
    第九条
     この条約は、無期限に有効とする。締約国は、ウェールリズセ連邦政府に通告を行つてから一年後に第六条の規定によって設立された理事会の構成員であることを終止することができ
     ウェールリズセ連邦政府は、他の締約国の政府にこの通告の寄託を通知する。
    第十条
     イタリア語・レゴリス語によるこの条約は、ウェールリズセ連邦政府の記録に寄託する。ウェールリズセ連邦政府はこの条約の認証謄本を他の各署名国政府に送付する。
     本条約の解釈に相違がある場合に際しては、理事会における協議のもとで解釈を行う。
     以上の証拠として、下名の全権委員は、この条約に署名した。
     (レゴリス帝国全権委員名)   
     (ウェールリズセ連邦全権委員名) 
     フリューゲル暦847年11月3日にウェールリズセ連邦首都ウィリーツェンで作成した。

    #291

    ウェールリズセ連邦は、本条約に署名する。

    又847年11月4日、議会にて批准に至ったことを告知する。

    ウェールリズセ連邦大統領 セルジオ・スウィトナー(Sergio Suitner)

    #293

    永久の盟邦たるミッドガルド帝国崩壊後の最上の盟邦であった貴国と、またこうして相互安全保障条約を結べることを光栄に思います。
    レゴリス帝国は本条約に署名致します。

    なお、847年11月4日にて本条約の批准決議の採決がレゴリス帝国議会上下院で行われ、無事可決に至った事を通知致します。

    Fuhrer Das Regolith Reich, Leonora Hennefeld
    (レゴリス帝国総統 レオノーラ・ヘンネフェルト)

    #294

    条約への速やかな署名と批准に関して、レゴリス帝国の皆様方に謝意を表します。我々は同盟国として、あの暗黒の6世紀、7世紀を乗り越えてきました。
    我々が力を合わせることで、これから来る未来に対し十分対処のし得る、希望の満ちた同盟関係を再び築くことが出来るでしょう。

    本条約が847年11月4日より有効となったことを確認しました。

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