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【国際】別国と天国 瀬国に宣戦布告 安保理は対話を行わず静観の構え 

971年4月中旬より続いていた瀬国動乱は最悪の結末を迎えるのだろうか。

975年 1月下旬に天国と別国が瀬国に宣戦を布告、SSpact(サンサルバシオン条約機構)による攻撃が確定的となったが光国国内ではこの事態に対して「こうなっては国連の意味が無い」「議論を蔑ろにした外圧の極致」
「これに比べたらイスタシアに対する非難声明なんてまるで問題にならない」
「この事案はハインリッヒの法則で言う所の「1の重大なアクシデント」に当たるものである」等という厳しい意見が豪雨の様に飛び交っている。
その理由として市民たちから強く聞かれるのは「当該安保理声明の実効性のなさと矛盾」、
「救国評議会側の意見を聞かない一方的な決議採択」となっている
「当該安保理声明の実効性のなさと矛盾」に関して何が問題なのか市民にインタビューをしたところ「戦争で『人道的観点からミサイル基地、防衛施設、防衛艦隊、戦艦、森、軍事工場、記念碑(神社を除く)、秘密警察、セニオリス・スラヴ国軍駐屯地、防災都市、各衛星以外狙いません』なんて舐めている!!やるなら全員鏖殺か見敵必殺か焦土作戦かのいずれかだろ!?
しかも何で防災都市に軍人しかいないって想定なの!?人道的観点なんてもん大義にしたらもし防災都市に市民がいたら揚げ足とられる状況になるのは確定だろ!!」という意見や「安保理決議で誓約している以上瀬国側が攻撃してきたからと言って「じゃあ攻撃しますね」とはいかない。
決議の意味が無くなる恐れがあるからだ。
そして強制敗戦に持っていけない以上は瀬国側からすれば「勝ちは無くとも負けもない」戦争になるため泥沼化させようとしたらいくらでもそうできるし
極論すればセニオリス側のミサイル基地が潰れるまで戦争を行っても条約機構側は本格的な攻勢が「決議によって出来ない」以上悪戯に別国人や天国人を危機に陥れるだけの可能性が高い。
というか813年戦争で「先制攻撃しません」なんて誓約したセニオリスがどうなったか知らない訳じゃないのに何でこんなことをしたのか理解できない。」等という声が聞かれた。

そして当該戦争行為の大義となっているフリューゲル国際連合安全保障理事会第34号決議だがこれは同31、32、33号決議の延長線上にあり当該決議達をざっくりと説明すると「救国評議会をセニオリス地域の政府主体として認めない、今すぐ前政権の勢力を解放して政府に復帰させろ。この状況が続くなら禁輸措置を行う。」
という物でありそしてそれは安全保障理事会によって一方的に決定されたものだった為に当然救国評議会側は履行を拒否した。
また、31号決議から34号に至るまでミラ政権側の証言はあったものの救国評議会側からの証言は得られておらず、結果として今の状況下においては「一方的に安保理が強圧をかけている」と認識されても仕方ない状況となっている。
そして上記の認識が原因となったのかは不明だが明示的事実として秋津国が32号決議後安保理により採択された決議の内容である禁輸措置を無視するという事態が発生し、
現在も係争中となっており実質的に安保理決議の無効化が起こっているという異常事態が発生した。
また34号決定に関しても「人道的観点から、「セニオリス・スラヴ国」に対する攻撃目標は「ミサイル基地、防衛施設、防衛艦隊、戦艦、森、軍事工場、記念碑(神社を除く)、秘密警察、セニオリス・スラヴ国軍駐屯地、防災都市、各衛星」という文言が盛り込まれている為に実質的な戦争行為の放棄を行っているばかりか。
救国評議会側が反撃してきた場合の条文が無いことから悪戯に多国籍軍の人命が失われかねない物で安全保障理事会がただ単に戦争を泥沼化させたいだけの様にすら思える決議となっており
「強制措置の決議」としてみれば「強制敗戦を事実上不可能にしている」この決議は中途半端でしかなく
「対話の為の決議」としてみれば「最初にナイフで切りつける」この決議はやり過ぎているという何とも醜い代物になっている。
特に34号決議については光国国内の右派勢力からの評判は極めて悪く
ルクスマグナ保守党の党首ジュリア・メリックス代表が生放送である光国の国際系ニュース番組「ピカッと8」にゲストとして招かれた際、
34号決議について「あの決議は、中途半端なままごとで国際紛争が解決できると思っているフリューゲル国際連合安全保障理事会の楽観主義と事なかれ主義の賜物だ。
実に滑稽な話であると思わないか?
獣を手負いにしておきながら殺しもせずに、悪戯に敵対心だけ高めさせるようなことをしているのだからな。」とコメントしたほどである。

そしてその決議をさらに不安定なものにしている原因が「救国評議会側の意見を聞かない一方的な決議採択」である。
だがその事に触れる前に前提として触れなければならないことがある、
それは安保理と光国内での「救国評議会に関する認識の違い」である。
安全保障理事会は「救国評議会」の事を「テロリストまたは犯罪者集団」とみているが国内では「左翼の急激な勢力増加に危機感を覚えた右派強硬派の一部が作った虫けらの如き弱小政党」であると認識されている。
何故そうなっているのかというと救国評議会自体が「クーデターを以て政権を転覆させた」という行動や「救国」という名前を用いあたかも自分たちがセニオリスを変えられるように見せかけていることが明示的である事から、
そういう認識となっており
光国国内ではそもそも何故救国評議会などという暴力的な集団が瀬国に生まれねばならなかったのかという問題について議論されている。
その結果として光国国内の有識者の間では「救国評議会が発生した直接的原因は当該国において943年5月に行われた第3回大統領・議会選挙が原因であろう。」との見解で一致している。
その第3回大統領・議会選挙ではセニオリス国の左派政党が大躍進し、右派を事実上駆逐する結果となったがその結果を踏まえて国内では「今回のセニオリスクーデターは当該選挙で左派の躍進が起こった事により右派側の勢力が低下し一部の強硬派の不満をため込む状況を作り出した事をセニオリスの政権側が認知できず、
その不満を解消できなかった結果第5回大統領・議会選挙で左派側が国政を掌握した段階で不満と焦燥が臨界点を超えた右派側が「救国」などという妄言に縋り暴走を引き起こした事でセニオリスクーデターへとつながり現在の状況を作り出した。」
という見方が国内では一般的であり結果として
「救国評議会はテロリストではない、ただの夢見がちな木偶の集まり」であると国内で評されるまでに至っている。
ある高官は本紙の取材に対し「そもそも救国評議会がクーデターを起こした直接的な原因についてはセニオリス国内の左派の躍進が原因だと言わざるを得ない。
つまり結果論として言えば第三回選挙以後のセニオリス政権が右派と譲歩できなかった結果であり即ち瀬国首脳部が政治を蔑ろにした結果として起こった事象である、
そしてクーデターなどという強硬な手段を使う事でしか政権を奪取できなかった「救国評議会」の信頼性は皆無であり並びに救国評議会が選挙によらずクーデターを起こした事自体は最大限非難すべき事柄であることは疑いがなく間違いもないが
一方で国連が救国評議会を解体したところでセニオリス自体が変わらなければまた同様の事象が起こるのはセニオリスの現状を見れば確定的であり
その点から見ても「対話を無視した国連決議」である34号決議はむしろセニオリス情勢を悪化させるものである。」と語った。
また国際連合維持派の市民の間では34号決議が救国評議会側の人員をオブザーバーとして招いておきながら「救国評議会側の意見を全く求めること無く作られた」ものであることは国連維持の観点から見れば、事実上の最悪手であるという見方が強い。
それは国内での国連に対する認識として「FUNは当初の戦争行為の正当性を図る機関としては完成され現在はフリューゲル世界の平和維持機関となっている。」という認識が強いため、結果として「一方的に外圧をかけるだけならそんじょそこらの同盟組織にだってできる。
国連である必要はない。
国連は対話を以て、平和を模索することが重要であり戦争行為は最終手段とすべきである」という見方が強く
今回の対応について「救国評議会側がどうしてクーデターに至った状況に関する正確な証言が無く不明である状況で一方的に戦争行為を容認した今回の決議は、対話の機会を国連自らたち切ったという点で国連の意義を脆弱化させかねないどころか
そんじょそこらの同盟組織のような存在に貶める物である。」とみられている為である。
そしてある国連維持派の議員は我々の取材に対し「対話はいつでもできた、
フリューゲル国際連合はそういう場である。だがフリューゲル国際連合の盟主であり天翼の担い手たる安全保障理事会も救国評議会の愚かな木偶共も───まあ木偶に人間の意志を持てというのも難しい話ではあるが────それをすることはできなかった。
結果として決議の周知及び勧告は不十分なものとなり、
連帯して問題に取り組むべき同胞である秋津国による裏切りが起こるという異常事態が発生したのだ。
そして秋津国の裏切りという事態に対する責任の重さを国連加盟国と安全保障理事会で比べた場合には間違いなく安全保障理事会のほうがより重いと言える。
彼らは国際連合の盟主であり国連というフリューゲルの事実上の立法機関を取りまとめる長であることからして国際社会に彼らが「セニオリスに対する禁輸措置」の正当性を明示できなかったことで裏切は起こったのだから。
だが情状酌量はできるとはいえ、秋津国の責任が重い事も確定的であり何らかの制裁は必要であろう。」と語った。
瀬国によるクーデターがどのように終息するのかはまだ分からないがその対応が組織としてのフリューゲル国際連合にとって重要な意味を持つことが確定的となった今、国際連合諸国はどう対応するのだろうか。

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