フリューゲル暦35642期990年1月中旬
ヴェールヌイ社会主義共和国首都サンサルバシオンにおいて、ヴェールヌイ社会主義共和国とレゲロ社会主義人民共和国の外相会談が実施され、複数の合意に至った為、共同声明としてここに公表する
ヴェールヌイ・レゲロ共同声明
レゲロ社会主義人民共和国ラルゴ・ロッティ外交通商部長官は、ヴェールヌイ社会主義共和国を訪問し、首都サンサルバシオン郊外の共和国宮殿において、エフライム ・シャバノフ外務大臣と会談し、双方の多年に渡る歴史的経験を踏まえ、ヴェールヌイ社会主義共和国とレゲロ社会主義人民共和国(以下両国)の新たな関係構築に向けて意見交換を行い、複数の合意に達した。
1.両国は、内政不干渉の原則及び対等な協力関係を再構築し、長期安定発展の礎とすることで一致した。
2.両国は、過去に両国関係を定義付けていた「レゲロの主権回復に伴う社会主義経済支援調整会議設置についての協定」(SEACOM)について、その規定や合意内容は現状に適さないものであり、もはや無効であることを確認し、正式に解消することで合意した。
3.両国は、SEACOMを解消した上で、かつての友好相互協力条約を想起し、その精神を土台とする新たな条約を締結することで一致し、近く実務者協議を開催することで合意した。
4.両国は、実務者協議と平行して、ヴェールヌイ社会主義共和国が、レゲロ社会主義人民共和国の再建を、財政・技術等のあらゆる面から支援し、レゲロ経済の早期安定化を図ることで一致した。既に拠出された80兆Va相当の物資については無償とし、以降の支援についてはレゲロ国債を償還無期限・無利子の条件でヴェールヌイ政府が購入する形式により実施することで合意した。