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返信先: 【公開質問状】瓦民主帝国及び「北海連邦」に対する

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#2534

【ガトーヴィチ民主帝国向け公開質問状への回答】
ガトーヴィチ民主帝国為政院は次のように考えております。

[問1]貴国が「北海連邦」を旧北海連邦の正当な後継政府と認めるに至った事由は何であるか。
 那賀野総督は国民の支持を得て長年安定した統治を行い、またフリューゲルの雨温図作成に乗り出すなど、行政面でも文化面でも優れた統治者でありました。しかし、クーデターによってその政治は破壊されました。我が国は、大北圈連帶聯邦を国家として即時に認めることはせず、「北海連邦を探す」として情報収集を行いました。クーデター後間もなく市井の人々が、大北圈連帶聯邦を逃れてガトーヴィチに入境し、また那賀野一家、気象庁職員、国政議員らが亡命政府を樹立するなど事態が進展したことを受け、我が国は
・暴力によってのみ成立した政権を民主主義の観点から否定し、(これを否定する意見があることは承知の上ですが)ヘルトジブリールという大国のエゴが働いた可能性を強く憂慮し、・北海市民による真の民主政治の再興を期して、
北海連邦を正当な後継政府と認めるに至りました。
 尚、我が国は、以上の目標が概ね達成されるのであれば、決議案に示したところの選挙により北海連邦が再編される事を歓迎しております。

[問2]「北海連邦」の最高指導者”総督子”について、貴国政府は当該人物を「那賀野元総督の子」と認めるものであるか。
 そうであります。

[問3]問2に関し、その事実を貴国政府としては認めるものでない場合、それはなぜか?認める場合、その身分はどのように確認されたものであるか。
 手続き上は、那賀野一家が亡命の際持ち歩いていたパスポート及び運転免許証により身分を確認しております。
 総督に妻子がいることは、総督一家を特集するような番組があるわけではありませんが、御夫人はファーストレディとして公務に参加なさるお姿は当時の北海連邦で報道されておりましたし、御子息(総督子)は御子息の同級生、会社の同僚にインタビューを行えば、当然実在の人物であることがわかります。大潮海軍将校殿が今もなお「総督は天涯孤独だった」と述べたのは記憶違いだと思料しておりますが、今なおそのように述べられるのであれば、ジョークとしてはいささか強すぎると考えております。

[問4]貴国オストラフ県に所在する「北海連邦」拠点について、設置費用は如何なる組織・人物等が負担したのか。
 北海連邦の拠点の設置費用については、北海連邦からの要請に基づき、「北海連邦に対するマリュースク借款」の形で、ガトーヴィチ民主帝国が提供致しました。

[問5]同じく「北海連邦」拠点について、設置にあたる施工を担当した企業等はどのように策定されたのか。
 北海連邦の拠点の施工については、北海連邦政府がガトーヴィチ国内の建設会社2社に見積もりを依頼し、うち1社(ドゥルーク建設)に発注したと伺っております。

[問6]国際図書館上において示される、887年前後に行われたと見られる「依然帝国内の測量に当たっていた北海連邦気象庁職員を含む在瓦北人を保護」が行われたのはいつか?またそれは貴国法制上におけるどのような法的根拠に基づき行われたものか。
 北海連邦におけるクーデターの理由を顧みれば、「雨温図の作成遅れ」とそれに伴う「総督の任期無期限化」への反発でありました。雨温図の完成に向けて地道に観測を続けていた気象庁職員は、このまま帰北した場合、自身の生命が脅かされると考え、我が国への亡命を申請し、我が国はこれを許可致しました。亡命申請を許可し、現在身辺警護を行っている状態を「保護」と表現致しました。

[問7]現在、貴国が確認する在瓦北人は何名であるか?またそのうち何名について難民としての保護を行っているか。
北海連邦職員の数は、4012人との事でございます。
889年9月15日現在、在瓦北人は15万6239人であり、うち我が国に亡命者として認められているのは、那賀野一家、気象庁職員、国政議員を含め、5564名にとどまっておりますが、これは我が国の亡命申請許可に一定の基準を設けているからであります。クーデター前の在瓦北人の数が3万人程度であったことを考えると、凡そ12万人が大北圈連帶聯邦から逃れてきたと推定でき、彼らは北海地域の情勢が安定次第北海地域に戻り選挙権を行使するものと考えられます。我が国は難民に対し、オストラフ県の国有地を一部活用する事により、難民向けの居住環境を手配しております。在瓦北人とガトーヴィチ系住民との関係は良好であります。

最後に、このような説明の機会を設けて下さったトルキー社会主義共和国関係者に、感謝の意を表します。

ガトーヴィチ民主帝国為政院
Правительство Готовитской Демократической Империи

【北海連邦向け公開質問状への回答】

北海連邦政府を代表し、回答致します。

[問1]旧北海連邦の継承政府について、貴団体は自身がその継承政府であると自認するものであるか。
そのように自認しております。

[問2]同じく継承政府について、貴団体の他にその継承政府たる国家・組織等は存在するか。
我々北海連邦の他には存在致しません。但し、来る国政選挙の実施を、大北圈連帶聯邦支配下の行政団体が行う事には、同意しております。

[問3]旧北海連邦が有していた外交協定及び国交等のあらゆる外交関係について、貴団体はその全てを引き継ぐ意図であるか。
そのように考えております。

[問4]貴団体は、旧北海連邦の政治制度について、その全てを引き継ぐ意向であるか。
来る国政選挙において我々が政府首班となった場合は、全てを引き継ぐ意向であります。

[問5]問4に関連し、引き継がない場合はそれは如何なる理由により、どのような変更がなされるのか?引き継ぐ場合、それはなぜか。
来る国政選挙において我々が政府首班となった場合、「大北圈連帶聯邦という団体が一時的な内乱を行ったに過ぎず、北海地域の代表は一貫して北海連邦であった」という解釈を行います。すなわち、旧北海連邦の政治制度を引き継ぐ予定でおります。
一方、我々もしくは我々と思想を同じくする集団が政府首班とならなかった場合、旧北海連邦の政治制度をを引き継ぐことができるのかは不透明です。

[問6]貴団体最高指導者である”総督子”について、如何なる経緯によって最高指導者として選出されたものか。
北海連邦政府内で、総督のポリシーを最もよく受け継いでおり、北海連邦の精神を最もよく体現していることから、北海連邦政府内で総督子を首班とする事に同意致しました。北海連邦政府の支持者の間でも、この事はよく理解されております。尤も、クーデター前まで総督子は一般企業に勤めており、決して万全の政治観を身につけているわけではありません。政治経験については、来る選挙によって北海市民の皆様にご判断いただくところかと存じます。

[問7]同じく”総督子”について、「旧北海連邦の那賀野元総督の息子である」とする根拠は何か。
何を以て根拠として認めて頂けるか量りかねますが、亡命時に携帯していたパスポート及び運転免許証を有しております。
総督に妻子がいたことは、特段総督一家を特集するような番組があったわけではありませんが、御夫人はファーストレディとして公務に参加なさるお姿は当時の北海連邦で報道されており、北海人の知る所であります。御子息(総督子)は御子息の同級生、企業の同僚にインタビューを行えば、当然実在の人物であることがわかります。
総督子は北海人向けのテレビ演説や、ガトーヴィチ国内の総督府前からの中継映像に登場しておりますので、そちらをご確認下さい。

[問8]貴団体は、旧北海連邦の統治体制及び現在の大北圈連帶聯邦の統治体制をどのように評価するか。
旧北海連邦の統治体制は、気象庁が重要な役割を担う所をはじめとして、北海の風土、国民性に合った制度であったと考えております。総督の任期延長のプロセスは、クーデターの理由の一つとなったことから、慎重に行動すべきであったと考えております。
現在の大北圈連帶聯邦の統治体制は、首班殺害という政権獲得経緯や、文民と軍人を半々として選ぶ拙速な国政選挙、軍部優位の政治体制、軍部とヘルトジブリール軍による自由な意見の抑圧など、あまり評価できるところがありません。

[問9]889年3月付の貴団体報道について、「改新の会議員、気象庁職員、北海市民、各国の信認を得た正統政府」とは如何なる根拠に基づき記されたものか。
補足すると、亡命した改新の会議員及び気象庁職員、ガトーヴィチと北海地域を含むフリューゲルの北海人、各国(これはガトーヴィチ、サンシャ、ベロガトーヴィチ、スルガ、昭栄)の信認を得た正統政府であると宣言しているものです。勿論、フリューゲルの北海人文字通り全員が北海連邦を信認しているとは言いきれませんが、宣言としては十分に正確であると考えております。

[問10]同時期の貴団体による総督子談の報道について、「圧政に喘ぐ大北圈市民の解放は急務」の”解放”とは如何なる意図に基づき発せられたものか。
大北圈連帶聯邦政府を倒し、北海地域で散発的なデモを行なっている同志や、大北圈連帶聯邦軍部及びヘルトジブリール軍により抑圧されていると考えられる人々にも自由を与える決意を以て発せられました。但し、ガトーヴィチ民主帝国が安保理に提出した決議案には同意しており、現在では同決議案により市民に選挙の形で意見を表明してもらう、と解釈しております。

最後に、このような説明の機会を設けて下さったトルキー社会主義共和国関係者に、感謝の意を表すると共に、北海地域の原状が回復される事を期して、回答を終わります。

北海連邦政府
総督子 那賀野 独歩