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第45回選挙/第6回国際スポーツ大会

【政治】第45回選挙 正進連立 帝発大敗

(955年–ニーカ14年–3月、イヴァングラート通信社電)第45回帝国議院議員選挙は20日、投開票が行われた。結果は以下の通り。

帝国発展党が議席半減の大敗を喫した一方で、正教保守党は議席倍増の大躍進を遂げた。立憲進歩党は微増、社会民主党は旧労働党員を含む大量の候補者を擁立したが、票の共食いにより8議席減に終わった。ここで、ギンクゴーネン政権下での出来事を振り返ろう。

  • イェゴール50年 第44回選挙で帝発党大勝 発正連立ギンクゴーネン政権誕生 共産党員逮捕 第44回再選挙でまたも大勝
  • 52年 国号が神聖ガトーヴィチ帝国となる ユークリル県の反君帝主義者による武装蜂起を鎮圧 沿岸漁業を奨励
  • 54年 GoToチャーチ始まる
  • 57年 インターリ陛下崩御、アパラート陛下御即位
  • ニーカ元年 インターリ陛下御大喪
  • 2年 アパラート陛下戴冠式 各国貴賓の報道漏れ問題
  • 5年 セヴェロモルスクにまたも巨大隕石 復興の軌跡十年全て失はる
  • 7年 陛下、ブラウ・ゲルプ・ロートのツァーリ並びにヴォルネスク大公・サザンベルク公に御即位 瓦リブル・瓦舌銀鉱山開発協定締結
  • 9年 瓦成安保条約失効確認 瓦蟹不可侵条約・修好条約締結
  • 12年 財政危機に次ぐ燃料危機 ユークリル県の怪獣撃滅
  • 13年 エステル国への駐留開始 山地問題
  • 14年 エステル国炭坑落盤

ギンクゴーネン政権は活発な外交で独自路線を推し進めた。しかし、財政危機と燃料危機を招いた内政失策や、エステル炭坑砲撃実験の不発が帝国民の不評をかった。帝国発展党は一縷の望みを託して正教保守党との連立交渉に臨んだが、女房たる正教保守党に見限られ、敢えなく下野することとなった。奇しくも、発正政権から正進政権への移行は、813年戦争後の第37回選挙を髣髴とさせる。

【政治】第48代首相にポポーヴァ司宰

Анастасия Иоановна Попова

(955年–ニーカ14年–5月、イヴァングラート通信社電)第999回帝国議会(臨時会)は10日、正教保守党のアナスタシヤ・イオアーノヴナ・ポポーヴァ司宰を首班指名し、氏は15日、アパラート君帝陛下により第48代為政院総理大臣に任命された。ポポーヴァ首相はチェーニスク正教大学卒。「信仰の上の平和」を掲げる。主な主張は、正教徒の保護、エキュメニズムの推進、緊縮財政等。

【国際】第6回国際スポーツ大会 サンサルバシオン大会開催さる

(955年–ニーカ14年–6月、帝国通信社電)第6回国際スポーツ大会サンサルバシオン大会は、ヴェールヌイ社会主義共和国で開催された。セヴェロモルスク大公女ブラーガ殿下が選手団長をお務めになった我がガトーヴィチ選手団は、24競技全てに出場した。金メダル有力との呼び声が高かったレスリング・サンボでは、強豪各国がヴェールヌイの気に当たって実力を出せない中、В. В. ルーキン選手もまた新洲府代表に敗北を喫し、銀メダルに終わった。フリューゲル中から押し寄せたガトーヴィチのサンボファンが、うなだれて会場を後にする光景が印象的であった。

アーティスティックスイミング(AS、シンフローンナイェ・プラーヴァニイェ)と新体操(フドージェストヴェンナヤ・ギムナースチカ)は、ガトーヴィチフィギュアスケート協会名誉会長を務められるアパラート君帝陛下が行幸あらせられる天覧試合となった。君帝陛下には、ASと新体操の選手らに直接激励の龍言を賜らせ給うた。既にレスリング・サンボの銀が伝えられていた選手らは大変な重圧を感じたと推察される。そしてガトーヴィチは、ASでは金メダル、新体操ではヴェールヌイの金に次いで銀メダルを獲得した。新競技にもかかわらず各国選手のレベルはすこぶる高く、その中でもメダルを獲得したガトーヴィチの演技力に、君帝陛下には、「Чудестно!(神がかりだ!)」と感嘆あらせられた。

帝国の最終成績は金メダル1個、銀メダル2個であり、これは競泳に国力の全てを注いだヘルトジブリール社会主義共和国に次いで2番目に少なかった。しかし、帝国民の多くは「AS、新体操、サンボでメダルが取れたのは御の字だ」「殆どの競技が手に汗にぎる熱戦で、テレビにかじりつくように見ていた」など、ガトーヴィチ選手団の活躍を好意的に見たようであった。

【国際】ラースタチキ・ガトーヴィチ、屈辱の勝率最下位

大きく後逸するラースタチキ・ガトーヴィチの外野手

(955年–ニーカ14年–6月、帝国通信社電)またも不名誉な帰国となった。第6回国際スポーツ大会サンサルバシオン大会野球大会の全試合日程を終えたラースタチキ・ガトーヴィチ(ガトーヴィチ・スワローズ、瓦燕)は25日、イヴァングラート市はチェリョームシキ国際空港に到着した。到着ロビーには野球ファン40人が詰めかけ、大いにむせび泣く者や、「こっちに出てこい! ボルシチにしてやる!」と声を荒げる者がいる惨状だった。ラースタチキ・ガトーヴィチは勝率3割5分で出場国中最下位。У. И. レーニシ投手は数勝29敗で最多敗戦賞を受賞した。そもそも帝国にはプロ野球が存在せず、ラースタチキ・ガトーヴィチはイヴァングラート工科大学野球部とイヴァングラート帝国大学野球部の混合チームである。第5回イヴァングラート大会フリューゲル六ヶ国野球でも勝ち点1、勝率0.357で最下位に終わった瓦燕は、一体どうすれば勝てるのか。

監督を務められたバリニーツァ大公女殿下は「君帝陛下に申し訳が立ちませんわ。此度の惨敗はチーム内に反帝分子がいたとした考えられません。」と仰った上で、「ミルズのミリオン監督とカルセドニーのヤキウ監督に野球のいろはを教えてもらいました。第7回大会は期待してお待ちなさい!」と笑顔で語られた。一方、現地でラースタチキ野球を観戦していた野球ファンからは「祝宴翌日の大公女殿下が泥酔状態で采配をしていた」「ブルペン入りしたレーニシに、神頼み的にパンとワインを領聖させていた」など、恐れ多くも大公女殿下御自身の采配力に疑問を呈する声が聞かれた。


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