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【政治】瓦舌安保成る【社会】砲弾二十万瓲が帰港

【政治】瓦舌安保成る

(ポリーナ8年-873年-9月、イヴァングラート通信社電)クルブニーキン外政大臣は7月16日、イヴァングラート市スヴャトホースト国際会議場において、ベロガトーヴィチのテルニコフ救国評議会議長とともに、ガトーヴィチ民主帝国とベロガトーヴィチ大公国との間の安全保障条約(瓦舌安保条約)の調印式に臨んだ。瓦舌安保条約は第824回帝国議会常会において批准され、ヤルルィーク君帝陛下によって署名され、ベロガトーヴィチ首都ベログラードにおける批准書の交換を以って、ポリーナ8年-873年-9月6日に発効した。

ガトーヴィチ民主帝国とベロガトーヴィチ大公国との間の安全保障条約

第一条

 両締約国は、主権の相互尊重、内政の相互不干渉および平等互恵の原則に従い、ガトーヴィチ民主帝国とベロガトーヴィチ大公国との間の経済的及び文化的連携を発展強化し、相互にあらゆる可能な経済的援助を与え、かつ、必要な経済的協力を行う。

第二条

 両締約国は、他の締約国に反対する如何なる同盟をも締結せず、また、他の締約国に反対する如何なる連合及び行動にも参加しない。

第三条

 両締約国は、他国から武力攻撃を受けた場合、ならびにいずれかの締約国に怪獣、反乱軍または海賊が出現した場合に、相互にあらゆる可能な軍事的及びその他の援助を与える。

 二 両締約国は、他国に対して武力を行使する場合、予め他の締約国に通告する義務を負う。

第四条

 ガトーヴィチ民主帝国は、ベロガトーヴィチ大公国の任意の位置に、ガトーヴィチ軍が駐留するための駐留施設を建設する。建設費および維持費は、ガトーヴィチ民主帝国がこれを負担する。

 二 駐留施設内は治外法権が適用され、如何なる外国人もガトーヴィチ民主帝国政府の許可なく施設に立ち入ることが出来ない。

 三 駐留施設外を行動するガトーヴィチ軍は、ベロガトーヴィチ大公国の法律に従う。

第五条
 この条約は、両締約国がベログラードで批准書を交換した日に効力を生ずる。
 この条約は、二十年間効力を有する。一方の締約国が他の締約国にこの条約を廃棄する旨の通告を行わない場合は、更に五年間効力を延長し、この条文に従い、順次延長される。

 八百七十三年七月十六日にイヴァングラートで、本書二通を作成した。

ガトーヴィチ民主帝国為政院総理大臣 ナジェージダ=ニキートヴナ=インビーリェヴァ
Премьер-министр Готовитской демократической империи
Надежда Никитвна Имбирева

ベロガトーヴィチ大公国 大公国臨時政府ベロ
救国評議会「ベロ」議長
セミョーン・D・テルニコフ

ベロガトーヴィチ大公国は現在、臨時軍事政府により統治されている。瓦舌安保条約による治安回復と、経済発展が望まれる。

【社会】砲弾二十万瓲が帰港

(ポリーナ8年-873年-9月、スズメ日報電)砲弾二十万瓲を載せた輸送船団が10日、ヴァダーコイに帰港した。アンセーノフ軍部大臣は、この砲弾二十万瓲がディースブルク条約の軍備制限下にベロガトーヴィチ政府の厚意でベロガトーヴィチに保管していた砲弾であると発表。野党労働党、社会民主党の一部から、秘密外交を非難する声が上がっている。

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