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加瑠外相会談・共同宣言

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  • #12407

    1183年4月24日、カルセドニー社会主義共和国ネーナ・アメシスト外交委員長はルーンレシア帝国を訪問し、エルニック州モントフェルスにおいてルーンレシア帝国シェーラ・アレクシス外務省長官と会談した。

    会談の要旨
    ネーナ外交委員長は、カルセドニー・ルーンレシア両国はともに経済規模の大きな国家であり、国際経済の安定と協調のために協力することは両国にとっての共通の目標であるのではないかと述べた。シェーラ外務省長官は、両国間には直接貿易関係は存在しないことを指摘したが、両国がともに商業を主産業としており、同一種の物資を需要する立場であることについて同意した。

    ネーナ外交委員長は、商品価格の「適正化」についての主張が存在していることについて指摘し、これが一方的な価格引き上げに結びつく危険性について懸念していることを述べた。シェーラ外務省長官はこのような「値上げ」に対する懸念を共有していることを述べ、両国の共同宣言にこのような事態に対抗するために努力することを盛り込むことを支持した。ネーナ外交委員長は、「国際社会の経済状況の変化に伴う利益不利益はすべての国家が平等に享受し、平等に負担しなければならない。我々は、一部の国家や、特定の経済体制を有する国家のみが利益を得るような形での貿易関係の再編を支持しないものである」という表現を共同宣言に採用することを提案し、シェーラ外務省長官はこの表現に同意した。

    ネーナ外交委員長は775年にカルセドニー・レゴリス両国間で発せられた「工業国に関する共同宣言」を資料として提示し、安全保障上、あるいは政治体制上の差異が存在する国家間であっても、類似した産業構造を有している場合は経済情勢に関して同一の利益を共有しており、相互協力が利益をもたらすと述べた。シェーラ外務省長官は提示された資料が非常に古い時代のものであることに驚きを示したが、これに対して理解を示した。

    ネーナ外交委員長は共同宣言のドラフトを作成して、シェーラ外務省長官に対して提示した。シェーラ外務省長官はドラフトを概ね支持すると述べた上で、一部の体裁上の修正点を提示し、さらに最終段落において使用される動詞を「期待する」から「強く求める」に変更することを希望すると述べた。ネーナ外交委員長はこれらの修正に同意し、最終的な共同宣言が作成された。

    カルセドニー・ルーンレシア共同宣言
    カルセドニー社会主義共和国ネーナ・アメシスト外交委員長と、ルーンレシア帝国シェーラ・アレクシス外務省長官は1183年4月24日にルーンレシア帝国エルニック州モントフェルスにおいて会談を行い、以下の共同宣言を発出することに合意した。

    カルセドニー社会主義共和国とルーンレシア帝国は、フリューゲル国際連合憲章第2条第5項の定める「国家は、正当性のない戦争行為を行ってはならない。」という規範がフリューゲルにおける平和維持のための基礎となる原則であることを改めて確認する。両国はこの規範を一貫して支持しており、先般の安全保障理事会における議論にかかわらず、この立場において一致していることを宣言する。

    フリューゲルの国際経済情勢は絶えず変動を続けており、各国の活動や不活動に伴う国際社会への資源供給の増加や減少は、特定種類の物資の供給不足や供給過剰といった形でフリューゲル全体に影響を与えている。近年の例を挙げれば、ハチミツ国の滅亡はフリューゲルにおける活動的な工業国を1つ消滅させ、同国の保有していたウラン鉱山1基、銀鉱山1基から生産される鉱産資源や、それらから生産される商品や資金といった物資の供給不足の原因となることが懸念されている。御岳山諸島や大香麗帝国のような歴史ある国家の復興はそれ自体が喜ぶべきことであるだけではなく、このような懸念を解決するための力にもなる。カルセドニー・ルーンレシア両国はその所属する安全保障上の同盟関係やその政治体制に関わらず、商業大国として国際経済に対して類似した関心を払っており、国際経済の安定を維持するために協力を絶やさない意思があることを確認する。

    これらの、フリューゲルにおける経済状況の変化は、国際経済全体に対して利益をもたらすこともあれば不利益をもたらすこともある。しかしながら、このような利益や不利益はすべての国家が平等に享受し、平等に負担しなければならない。我々は、一部の国家や、特定の経済体制を有する国家のみが利益を得るような形で貿易関係を再編しようとする試みや、特定種類の物資の生産国が、その消費国に対して不利益を押し付けるような形で貿易関係の恣意的な変更を要求しようとする試みに反対することを宣言する。このような試みは歴史上繰り返し試みられてきたが、相互理解の得られない形での貿易関係の再編は失敗に終わってきた。カルセドニー・ルーンレシア両国は、今後においても、経済情勢の変化を自らの利益のために利用しようとする試みが提示されないことを強く求めていることを宣言する。

    #12408

    両国の友好を願って

    ルーンレシア帝国皇后兼外務省長官 シェーラ・アレクシス
    Luunresia Kaiserin und Außenministerin Schäla Alexius

    #12409

    両国の友好関係のさらなる発展を願い、共同宣言に署名します。

    カルセドニー社会主義共和国 外交委員長 ネーナ・アメシスト
    Socialist Republic of Chalcedony – Chairperson of Commission on Foreign Affairs Nekna Amethyst

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