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1183年1月10日、カルセドニー社会主義共和国ネーナ・アメシスト外交委員長はトータエ社会主義人民共和国を訪問し、ツェントルストク市市庁舎においてトータエ社会主義人民共和国ジョーセフ・カリヌニコフ外務大臣と会談した。
会談の要旨
ネーナ外交委員長は、先般の安全保障理事会におけるカルセドニー側の立場について、「諸国がA/RES/4/1を遵守する」ということを「仮定」した上で、カルーガ条約がその前提に矛盾するという懸念に基づいて提起したが、この「諸国がA/RES/4/1を遵守する」という前提は実際正しくなく、特に若い組織であるカルーガ条約機構が当該決議に拘束されるべきであるということについてのコンセンサスは得られなかったと述べた。その上で、ネーナ外交委員長は、A/RES/4/1は「条約に準じる道義的意義を有した規範である」という前提を取り下げ、今後カルーガ条約に対して当該決議に照らした是正要求を行う意思がないことを表明した。カリヌニコフ外務大臣は、カルーガ条約がA/RES/4/1に不整合であるとは認識していないが、A/RES/4/1はもはや「死文」である以上、カルーガ条約はいずれにせよFUN体制に整合的であるとの認識を表明した。ネーナ外交委員長は、これを受けて、現時点におけるFUN体制に照らして、カルーガ条約に対して是正を求める根拠は存在しないという点について同意した。
ネーナ外交委員長はカルーガ条約機構が発表した「イスタシア人民との連帯声明」に関して、当該声明中において設立が提案されている「通商評議会」が、イスタシア地域の通商の決裁権を有するような組織となり、第三者とイスタシアとの自由貿易を阻害する存在になることを懸念していることを表明した。これに対して、カリヌヌコフ外務大臣は、「通商評議会」はイスタシア＝ノイエクルス間の石材貿易の今後を協議する目的で提案した組織であり、すべての貿易に介入する目的のものではなく、石材貿易においてもイスタシア・ノイエクルス両者の意志を尊重する意志があると述べた。ネーナ外交委員長は、これを受けて当該組織について現時点で断定的な判断はできないが、重大な懸念を有する立場ではないと述べた。
会談の最後に、ネーナ外交委員長とカリヌニコフ外務大臣は、以下の共同宣言に同意した。
カルセドニー・トータエ共同宣言（ツェントルス宣言）
カルセドニー社会主義共和国ネーナ・アメシスト外交委員長と、トータエ社会主義人民共和国ジョーセフ・カリヌニコフ外務大臣は1183年1月10日にトータエ社会主義人民共和国ツェントルスク市において会談を行い、以下の共同宣言を発出することに合意した。カルセドニー社会主義共和国とトータエ社会主義人民共和国は、フリューゲル国際連合憲章第2条第5項の定める「国家は、正当性のない戦争行為を行ってはならない。」という規範がフリューゲルにおける平和維持のための基礎となる原則であることを改めて確認する。両国はこの規範を一貫して支持しており、先般の安全保障理事会における議論にかかわらず、この立場において一致していることを宣言する。
「正当性のある戦争」を憲章第28条に定める強制措置と憲章第31条に定める個別的又は集団的自衛権に限定した戦争の正当性挙証の事前的必要性に関する決議（記号A/RES/4/1）について、当該決議はトータエ社会主義人民共和国の建国に先立つ880年代に採択されたものであること、先般の安全保障理事会における議論において当該決議の国際法規範としての地位を否認する立場が複数の理事国から提起されたことを十分留意し、今後、各種国際条約がフリューゲル国際連合体制に整合的であるか否かを判断するための根拠として、A/RES/4/1が基準として用いられるべきではないことを確認する。
イスタシア地域で生産される資源の貿易について、その決定においては貿易関係者の意志が第三者の意志に先立って尊重されるべきであって、特にイスタシア自身が望まない形で貿易に対して介入することを支持することはないことを確認する。
両国の友好関係のさらなる発展を願い、共同宣言に署名します。
Socialist People’s Republic of Towthaé
Joseph kaluynunikov
（トータエ社会主義人民共和国外務大臣 ジョーセフ・カリヌニコフ）
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