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まずこの度のイスタシア独立に向けた住民投票に際し、選挙監視団派遣要請に快く応じていただいた各国に対し感謝申し上げる。
この住民投票はイスタシアが過去の負債を返済し新たな時代へ前進するための重要な歴史的一歩であり、
国際社会が大きな関心を持ってこれを見守っている事は同地域にとって明るいニュースとなるだろう。
選挙監視団を務める五か国からの提言について、イスタシア住民の自由意思を尊重する立場から見れば至極真っ当であり、
我が国としてはこれを全面的に受け入れる形で住民投票を進めたいと考える。
本住民投票においては独立の是非を問うが、独立が決定すると同時に現行の自治政府を解散し継承政府へと権限を委譲する事から
継承政府の形態は独立と同時に決定される必要がある。従って今回の住民投票は統治形態、憲法案などを併せて選択する形となるだろう。
統治形態及び憲法案は自由に提出されるべきだが、イスタシアにおける住民の自由と権利の向上、民主主義の確立を図るため
素案の提出に際しては以下を基本原則として定めたいと考える。
1. 一部で主張される「君主を戴く人権」なるものは認められない。
君主制の選択は統治機構に関する問題であり個人の人権として論じるのは不適当である。
2. 独立に際して現在実質的に存在しない王位を設けるのは認めない。
イスタシア王位なるものは歴史的存在でありこれを現代に蘇らせる必要性は認められない。
3. 国政と地方政治の両方のレベルで立憲主義、人民主権、民主主義を確立する。
4. 封建的身分制度、またこれに基づく特権は認められない。
財産、称号の世襲は合理的な範囲内で許容されるがこれらは身分及び特権とは関係しない。
5. 個人の自由を尊重する体制を確立する。
6. イスタシア国内に居住する各民族に平等な権利を保障する。
以上の基本原則に従い統治形態及び憲法案を準備する事で、本住民投票がイスタシア住民に自由かつ平等な未来の建設を約束するものになると信ずる。