グリブノーイ君帝：
レオナード皇帝陛下、シェーラ皇后陛下、この度は私および皇后をお招き下さりありがとうございます。近年、帝室の他国訪問は稀になっておりました。ところが、フリューゲル五本の指に入る大国となった貴国の姿を拝見するべく、そしてその大国への道を比類なき領導力で開かれたレオナード皇帝陛下にお目にかかりたく、この度皇后とともに訪問を希望いたしたのです。
早速ですが、おすすめのワインを頂戴します。…うん、大変美味しいですね。ぜひともルーンレシア産のワインを取り寄せて、帝室でも味わえたらと思います。特にノクタリスのこの地のものが逸品なのでしょうか。
そしてこのハルバードは…そうなのですね。このように立派な武具を下賜されたということは、先祖代々、武勇の誉れが高かったものと推察します。リーソフ家もまた、建国以前の王位戦争において勝利を収めた一家です。このようなところにも、両国帝室の共通点を見出せるものですね。
レオナード皇帝陛下は、私よりも深く国政の実務に携わっており、全身全霊で当たっていることとお察しします。日ごろは首都近くの離宮でご政務を、この宮殿でご休息をされているのでしょうか。日ごろ大切にしていらっしゃることなどありましたらお聞かせ下さい。