2019/04/19 23:55:26
[b]【政治】労働党議席微減も過半数維持[/b] 830年12月30日に第29回共和国議会選挙が行われた。前回大勝して議席数を大幅に伸ばした労働党がその勢いのまま勢力を伸ばすのか、連合党が党勢を回復するのかが注目されたが、連合党が159議席を獲得して改選議席の過半数を獲得、労働党優位のカルセドニー国政に待ったをかける形になった。先のクリソプレーズ隕石落下時に殉職したペレト・サードオニクス前外交委員長の後任として829年末から外交委員長を務めているユハル・ツァボライト氏は規定により無投票再選となったが、選挙戦には同氏の談話が大きく影響した。連合党はユハル外交委員長の談話を「社会主義世界の一員である中夏人民共和国との関係を損ねかねない重大な誤り」として強く攻撃、途上国の歪んだ政治体制を事実上追認しかねないとして労働党の(あるいはユハルの)外交政策全体に対して激しく批判した。連合党は国内外の安定を望む世論に押されて長く勢力を減じていたが、今回は労働党の外交政策を逆に「カルセドニーの国際社会における安定性を損ねている」として攻撃のための材料にすることに成功した。また、今回選挙と同時に外交委員長を除く8つの委員長ポストで選出投票が実施されたが、こちらではすべての委員長が再選を果たし、前回選挙の時点と比べて大きな変化はなかった。両党の獲得議席は次の表の通り。 [b]政党 改選議席数 議席数 政治的スペクトル 増減[/b] [color=EF2929]労働党 141 326 最左派 -17[/color] [color=CE5C00]連合党 159 274 左派 +17[/color] [b]【社会】「南の風」、定例運営役員会議を延期[/b] 「南の風」は830年12月下旬に予定されていた役員会議を2年程度延期すると発表した。「南の風」ではオリヴァー・フォード氏が新代表に就任して以降大幅な組織改革を断行、主要役員のポストも大きく変更しており、組織の安定性を取り戻すのに時間がかかっていると見られる。825年の役員会議で決定されたグロッシュラーライト北島の再開発(同島はウェスタンカルセドニー州に所属しているが、例外的な措置により「南の風」が開発するためのライセンスを獲得している)についても、「南の風」が商品供給源として見込んでおり多額の投資を実施していた冰州連合において、鎖国主義勢力が政界で伸長しているとの噂もあることから事実上ストップを余儀なくされており、「南の風」の前途はかなり険しいだろう。