2015/12/20 0:46:10
ゴルカ連邦共和国公共放送628年 4月
ゴルカ連邦共和国の首都オウムスクでは3月の初めごろから国民による体制の民主化を求めるデモが断続的に行われていた。中旬ごろになると産業の国営化と貧富の格差の是正を求める労働者のデモが警官隊と衝突、双方に多数の死傷者が出たことをきっかけに、全土でデモによる暴動と労働者によるストライキが発生した。
―全国で死者1000人以上、統制の利かない地方民兵隊による虐殺も―
暴動は3月中旬ごろにピークを迎え全国各地で1000人以上の死者が出た、鎮圧部隊である警察や軍、民兵に無制限の鎮圧命令が出たためだ。そのため地方では統制の利かない民兵部隊が虐殺や略奪を行い、北の少数民族が住む、ドヴィナ村では老若男女問わず150人ほどが虐殺された。
現在は政府の激烈な鎮圧行動によりいったんは暴動も収束しているがまた再燃することは必至である。
―グム大統領、大統領緊急令により軍の直接の指揮権を得る―
暴動の発生によりグム大統領は暴動のあった同期に「大統領緊急令」を発令、内容は、大統領による軍の直接の指揮権と、警察による令状なしの逮捕権、一部の労働者組合の解体と、大統領は緊急事態の際の一時的な措置としているが、国内の混乱が継続すれば恒常化する恐れがある。
グム大統領は翌月4月の会見にて体制の民主化について「国内の混乱に拍車をかける」として民主化に否定的であるとしながらも「対話の舞台はいつでも用意できる」としている。