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帝国新報 【社説】新興産鈾国の連帯困難

2015/08/16 19:46:38

[size=large][b]【社説】新興産鈾国の連帯困難[/b][/size] タチアナ13年-607年-7月
[url=http://tanstafl.sakura.ne.jp/uploads/handmark_1439721383_uranium.JPG][img align=left]http://tanstafl.sakura.ne.jp/uploads/thumbs/handmark_1439721383_uranium.JPG[/img][/url] 604年、ウェールリズセ共和国の首都アゼロティータで、ヴェールヌイ、ノホ・ヘレコ、テークサット、コーデクス、シェロジアそしてウェールリズセの代表による六か国会議が開催された。この会議の目的は、燃料価格の高騰を受け、新興産鈾国(鈾(ゆう):ウラン)の連帯と、新興産鈾国による新秩序の構築にあった。
 ウェールリズセはENEC、新興諸国経済理事会の設立憲章案を提出し、各国に加盟を呼びかけた。そして、ヴェールヌイの発案により、承認の公算がある国は憲章案を本国へ持ち帰り、承認を得た後全権大使による署名を行うこととなった。しかし、憲章案を持ち帰ったノホ・ヘレコとシェロジアが承認獲得に失敗。ウェールリズセはこの二国への不信感を露わにした。発信力の大きいノホ・ヘレコとシェロジアの不参加方針によって、会議は混迷している。
 資源産出国の協同や、農・工・商業国の連帯について、実現が困難であることはよく知られている。フリューゲル世界はFENA、永久同盟などの経済共同体・軍事同盟で構成されている上、同業者の連帯に比べて経済圏内での貿易の完結を指向するからだ。今回は燃料価格が従来の二倍に達しようかという新局面において、新興産鈾国による経済機構が誕生するかと思われたが、やはり実現不可能なのだろう。
 ウェールリズセは我が国の燃料輸入相手国である。承認の公算がないのに憲章案を持ち帰ったノホ・ヘレコ、ノホ・ヘレコの不参加方針に追従するように不参加を表明したり世界外交に登場して早々先進国の新定義を提言して世界に波紋を広げたりした上にインフラ指数がゼロであるのに航空宇宙技術振興法案を可決するシェロジアに対するウェールリズセ政府の心境は如何なるか。ウェールリズセが主宰するアゼロティータにおける六か国会議の動向は、今後も注視しなければならない。
[i]絵:ウラン235[/i] 文責:エンゲルツ.Е.ナイネン

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