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瀬大統領声明に対するノ連・選挙監視団共同声明

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  • #13389

    セニオリス連邦大統領声明に関するノイエクルス連邦及び選挙監視団による共同声明

    ノイエクルス連邦及び選挙監視団を派遣したカルセドニー社会主義共和国、レゴリス帝国、ヴェールヌイ社会主義共和国、ラ・フローリド共和国並びにロムレー湖畔共和国の5ヶ国は、1198年7月に公表された、セニオリス連邦ハナ・ブラシッチ大統領の声明について、イスタシア自治領のノイエクルス連邦からの独立に向けた住民投票の正統性を否定し、ひいてはイスタシア自由契約共同体の主権国家としての地位を毀損しようとする内容が繰り返し述べられていたことについて抗議するとともに、ブラシッチ大統領声明における事実認識やその解釈の誤りについて反論を行うために以下の通り声明する。

    1.住民投票の管轄権について
    ブラシッチ大統領は、住民投票の形態について1165年に締結されたノイエクルス連邦とイスタシア自治領の間の協定(以下、ノイエクルス=イスタシア協定)に詳細な規定を有さないことを理由に、(ノ連直轄領を除く)イスタシア自治領域内においてノ連管轄下の「住民投票管理委員会」が管轄権を有さないと主張した。しかしながら、イスタシア自治領の領域はノイエクルス=イスタシア協定に基づき本質的にノ連の領有権下にあったのであり、当該地域における住民投票に関してノ連が管轄権を有するのは当然である。ノイエクルス=イスタシア協定が自治政府の組織に対してノ連が干渉しないことを約束していることは、自治政府の組織とは無関係にノイエクルス=イスタシア協定の定める「継承政府」を発足させるための住民投票の管轄権とは無関係である。

    ブラシッチ大統領は、「そもそも自治政府領域内では住民投票は実施されておらず、連邦直轄領のみで実施されていた可能性すら考えられる」と根拠のない空想を述べているが、選挙監視団は住民投票がイスタシア地域全域で行われていたことを確認しており、《ミュンツェン・タイムズ》紙も投票所がイスタシア自治領各地に存在していた(そして、無政府主義者が「無税ダンス」をその近辺で踊り歩いた)ことを事実上認めている。このような既出の情報を無視した空想に基づいて議論を進めていることは、関連するブラシッチ大統領の主張もまた現実に即さない空想であることを示すものである。

    2.住民投票の実施方式について
    ブラシッチ大統領は、住民投票について自治政府の組織にノ連が干渉しないことを定めたノイエクルス=イスタシア協定の条文を根拠に「イスタシア地域の独立成否のみを投票対象とし、独立政府の形態を住民投票で決定する根拠はない」と主張した。しかしながら、イスタシアにおける継承政府が独立国として創設されることは協定に定められており、ノイエクルス連邦が有するイスタシア地域に対する領有権が(自治政府ではなく)継承政府に対して移譲されるものである以上、継承政府が独立と同時に発足すること、そのためその形態が独立以前に決定されることは当然である。

    したがって、ブラシッチ大統領の主張する「独立成否のみを投票対象とする住民投票」はノイエクルス=イスタシア協定の定める手続きを無視した暴論であり、このような暴論に基づいてノイエクルス=イスタシア協定に基づいて実施された住民投票について「地域の内政に干渉するという悪辣な試み」などというレッテルを貼る行為はイスタシア自由契約共同体の主権国家としての正統性を毀損し、ノイエクルス連邦や選挙監視団諸国の名誉を傷つけようとする許容し難い発言である。

    3.住民投票の経過について
    住民投票の基本原則や、各案に対する住民投票管理委員会の対応、それらに対する選挙監視団諸国の見解は既に中間監査や報告書において述べられた通りであるから、本声明においては繰り返さない。ブラシッチ大統領は、基本原則について「特定の案を恣意的に拒絶するためだけの項目」であるというレッテルを貼っている。ブラシッチ大統領が地方制度・国政・国民の権利の各点において重大な懸念が指摘されていたイスタシア君主制連合による当初案や、フリューゲル・ローマ帝国(皇帝)案を受理すべきであると主張しているのであれば、具体性を欠いたレッテル貼りではなく、これらの案を受理すべきであると考える根拠を提示すべきである。

    4.住民投票の結果について
    ブラシッチ大統領は、《ミュンツェン・タイムズ》紙の報道について「否定し得るだけの十分な根拠が全く存在していない」と述べている。しかし、選挙監視団報告書において述べられた通り、《ミュンツェン・タイムズ》紙の当該報道は選挙監視団に対して取材を行っていないにも関わらず選挙監視団の発言と称する虚構を報じており、ブラシッチ大統領は《ミュンツェン・タイムズ》紙による報道の信頼性に疑念が提示されていることを無視している。

    また、ブラシッチ大統領はその声明中で《ミュンツェン・タイムズ》紙においても認められている「諸侯軍」と称する武装集団がイスタシア自由契約共同体の支持者を暴力的に排除することを企図していたこと、ノイエクルス連邦側がそれを阻止したことについては錯誤によってまたは意図的に無視している。この、すべての関係者によって既に事実確認がなされている重大な危機と、それを回避するための関係者の努力を無視し、報道の真実性に対して疑義が提示されている《ミュンツェン・タイムズ》紙の主張の一部のみを取り上げて住民投票の正統性を否認する行為に対して、ノイエクルス連邦や選挙監視団派遣諸国は強く抗議する。

    #13395

    連邦大統領声明に対するノイエクルス連邦並びに選挙監視団連名における本声明は、大統領声明が指摘した疑義・問題点に対して全て回答を提供したものではなく、また大統領声明における指摘内容を正確に捉えたものでもない。したがって本声明は冒頭にあるような「反論」の性質を有するものではなければ、連邦に対し認識の確認を行うものでもないと認識し、本声明が取り上げたところの大統領声明について、大統領府として改めてその立場に基づく再反論の提供は行わない。
    そもそも大統領声明において指摘された事項は、住民投票の根拠たる自治政府協定の規定や民主主義の原則に照らせば、第三国の立場から当然に生じうる指摘に過ぎない。そのような状況について、本来中立な第三国としての立場にあるはずの監視団がその期間中に積極的に勧告を行わなかったばかりか、このような自己正当化を行い連邦に対する抗議すら発出したことは、本件につき一貫して第三国の立場にあった連邦として極めて残念に思う。
    一方で既に大統領声明においても言及したように、今回の住民投票を経てイスタシア自治政府の根拠協定が完全に失効したことは論を俟たないのであり、連邦として住民投票に対し有しているいかなる疑義についても、イスタシア自由契約共同体の独立した主権国家としての立場を揺るがすものとは認識していない。
    したがって、本声明が指摘したような、大統領声明が「イスタシア自由契約共同体の主権国家としての地位を毀損しようとする内容」であるという誤解を招いたとすればその点謝罪するとともに、連邦としてイスタシア自由契約共同体の独立を改めて心より祝福する。

    以上

    Predsjednička administracija Komonvelte Šenioridske
    (セニオリス連邦大統領府)

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