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イスタシア住民投票に監視団派遣・首相談話

イスタシア住民投票に選挙監視団派遣へ
ヴィウチェイスカヤ首相が談話発表

 共和国政府は、ノイエクルス連邦イスタシア自治領で予定されている独立の是非を問う住民投票に関連し、同地域に派遣される選挙監視団への参加を正式に決定した。これにあわせて、ヴァシリーサ・ヴィウチェイスカヤ閣僚評議会議長(首相)は共和国宮殿にて談話を発表した。

 ヴィウチェイスカヤ首相は談話の中で、選挙監視への参加を「共和国にとっても特別な意味を持つ」と強調。かつてヴォルネスク地域の独立をめぐり共和国が関与した歴史に言及し、共和国が過去の反省を踏まえ、責任を持って関与する姿勢を示した。

 以下は、発表された談話の全文である。

 共和国は720年7月、ノ連邦に対する宣戦布告をもってヴォルネスク独立戦争に介入。これにより両国の関係は完全に断絶された。
 その後、950年代にかけて共和国国内で進められた過去の対外政策に対する総括と検証を経て、1170年代には国交が回復。以降、共和国はノ連邦の災害復興や人道的支援に断続的な協力を行ってきたが、外交関係には一定の距離感が残されていた。
 こうした背景を踏まえ、今回の選挙監視団参加は、両国関係における新たな転機となる可能性があり、政府や労働党内では、ノ連邦との本格的な関係改善の契機になるのではないかとの期待がにじむ。

 また、ヴォルネスク地域(現在のタンファ王国領域)における未解決の諸問題について、競合するガトーヴィチ帝国との外交的駆け引きにも、間接的な影響を及ぼすと見る向きもある。


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