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レゴリス帝国とセリティヌム連邦間の学術交流協定

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  • #12381

    フリューゲル暦1183年 3月15日、セリティヌム連邦・マイウス連邦州の州都アカエアに在る
    アカエア国立庭園の「セント・ソフィア・ホール」にて

    学術協力を目的とした協定である「レゴリス帝国とセリティヌム連邦間の学術交流協定」
    (通称アカエア協定)の調印式が執り行われる事となった。

    #12382

    セリティヌム連邦外務委員会外務委員長
    シャルロッテ・ベレスフォーディア
    (Commissaria Rerum Externarum, Respublica Foederalis Seritinum – Charlotte Beresphordia)

     アーデルハイト・ベレスフォード大使閣下、ならびにレゴリス帝国代表団の皆様、はるばるこのアカエア国立庭園の「セント・ソフィア・ホール」へお越しいただき、誠にありがとうございます。新たに完成を迎えたこのホールは、古典様式の美と現代技術の粋を融合させた壮麗な空間として設計されており、セリティヌム連邦の学術・文化を象徴する拠点の一つとなるよう期待が寄せられております。この場において、本協定の調印式を開催できますことは、私どもにとって大いなる喜びと深い光栄の至りです。レゴリス・セリティヌム平和条約の締結が両国間の絆を深化させたように、この協定もまた両国の相互理解が深まるきっかけとなることを願ってやみません。

     すでに両国の事務担当者同士で慎重な協議を重ねてまいりましたが、本日は協定文の最終確認をいただき、正式な調印へと移りたく存じます。この協定が、単に研究者や学術機関の連携を促進するだけでなく、次代を担う若き研究者や学生にとっても大きな飛躍の場を生み出し、世界の学問や文化の発展に寄与することを深く祈念するものです。

    +————————————————-+

    レゴリス帝国とセリティヌム連邦間の学術交流協定(アカエア協定)
     レゴリス帝国とセリティヌム連邦は、相互に学術交流を深化させ、以て人文および文化の諸学問を振興することを通じて、両国とその国民のみならず全フリューゲルの知的・文化的発展に貢献することを目的として、以下の協定を締結した。

    第一章 学術交流協議会
     第一条 両国は、共同でレゴリス・セリティヌム学術交流協議会(以下協議会)を設置し、学術及び文化の交流において以下に定める措置を実施する。
     第一条二項 協議会は、レゴリス科学アカデミーおよびセリティヌム・アカデミアならびにそれらの協力団体・機関によって構成される。
     第一条三項 協議会は、協議会の協議によって定める基準に則り、協議会の構成員を変更することができる。
     第二条 両国は、協議会の協議によって定める基準に則り、学術・文化交流振興のための査証免除措置を実施する。
     第三章 両国は、ワーキング・ホリデー制度を設置し、協議会の審査によって相手国の留学生がこれを利用することを認める。

    第二章 学術基金
     第四条 第三章から第八章に定める事業の振興のため、協議会のもとに両国共同出資によってレゴリス・セリティヌム学術基金(以下基金)を設置する。
     第五条 基金の使用目的は原則として以下に定める学術・文化交流事業の奨学金・研究費・その他諸費用とする。
     第五条二項 ただし、この規定は協議会の協議によって両国間の学術・文化交流の振興に資すると認められたその他の事業への基金からの出資を妨げない。

    第三章 語学教育機関
     第六条 協議会は、相互理解促進を目的とし、両国の国内においてラテン語、レゴリス語、天鶴語等を習得できる教育機関及び同言語によって学修できる教育機関を設置する。

    第四章 教職員・学生相互交流プログラム
     第七条 協議会は、両国の大学・中等教育学校等の教育機関に留学をはじめとする各種の教職員・学生相互交流プログラムを設置する。
     第八条 第七条に定められた措置の対象となる教育機関は、両国の国立・公立の教育機関のほか、協議会にプログラムへの参加を申請した私立教育機関である。
     第九条 第七条に定められた措置の対象となる留学プログラムは、短期語学研修留学、交換留学、その他の留学である。

    第五章 共同研究
     第十条 協議会は、両国の研究者が共同で実施する学術研究を奨励するための各種措置を実施する。
     第十一条 前項で対象とする共同研究は、協議会の定めるテーマに沿った研究、両国の研究者が協力で合意した研究、その他両国の研究者が主体となって共同で実施する研究である。

    第六章 図書館間相互協力
     第十二条 協議会は、両国の図書館・博物館等の資料収集機関に相互貸借をはじめとする各種の相互協力プログラムを設置する。
     第十三条 第十二条に定められた措置の対象となる資料収集機関は、両国の国立・公立機関のほか、協議会にプログラムへの参加を申請した私立機関である。

    第七章 その他学術交流事業
     第十四条 協議会は、協議によって第二章から第六章に定められた以外の学術交流事業を実施する。

    第八章 その他文化交流事業
     第十五条 協議会は、パレード・式典の開催、教育機関・記念碑の設置その他の文化交流事業を実施する。

    第九章 雑則
     第十六条 本協定は、締約国の合意によって改廃される。
     第十七条 本協定は、締約国が一以下となった場合には失効する。
     第十八条 本協定の正文はレゴリス語とし、両国は協議のうえで国際共通語及びラテン語による公定訳文を作成する。
     第十八条二項 これらの協定文の解釈に相違がある場合は、レゴリス語文による。

    #12390

     シャルロッテ・ベレスフォーディア外務委員長閣下、此度はこのような場にお招き頂き感謝申し上げます。このホールに足を踏み入れた際、その壮麗な空間に思わず圧倒されてしまいました。学術・文化の象徴拠点としての役割に期待されるのも道理で御座いましょう。本協定の発効後、我が国の学徒らがこのホールを利用する事を楽しみにしております。
     さて、既に両国にはレゴリス・セリティヌム平和友好条約があり、それにより両国関係は深い間柄となったと認識しております。此度の協定により、両国の学徒や学術機関の連携は更に深化し、以て両国関係にもより善き影響を与えることとなりましょう。

     次世代を担う両国の若き学徒らが、この協定を用いてより大きく飛躍し、学術や文化は元より、様々な分野・場所において活躍することを祈念し、本協定に調印致します。

    フリューゲル暦1183年 3月15日
    セリティヌム連邦共和政駐箚レゴリス帝国特命全権大使
    アーデルハイト・ベレスフォード

    15 März 1183
    Außerordentliche und bevollmächtigte Botschafterin
    der Republik Föderale Seritinum bei dem Regolith Reich, Adelheid Beresford

    #12483

     本邦においても、貴国への留学を志す若き学徒は数多く存在し、彼らが貴国にて充実した学びを得ることで、未来の烈芹関係に寄与することを心より願うものです。同様に、貴国の俊秀たる学徒が本邦においてラテン的学問の真髄を探求し、その研鑽が将来において大いなる実を結ぶことを心より願っております。

     レゴリス・セリティヌム平和友好条約の精神を基盤とし、本協定を通じて両国の学術・文化交流が一層深化し、学問の発展のみならず、両国関係のさらなる緊密化に資することを確信しております。これより先の時代においても、両国の学徒がこの協定を活用し、それぞれの理想を追い求め、大いに飛躍することを心から祈念し、本協定に調印いたします。

    フリューゲル暦1183年 3月15日
    セリティヌム連邦外務委員会外務委員長
    シャルロッテ・ベレスフォーディア

    15 Martii 1183
    Commissaria Rerum Externarum, Respublica Foederalis Seritinum
    Charlotte Beresphordia

    #12484

    本協定がフリューゲル暦1183年 3月15日に発効しました事を確認し
    関係各位に深く御礼申し上げます。

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