2019/04/06 22:58:39
【民衆院議員選挙実施】
ベンヤミン•ヴァイス首相の下で初の民衆院議員選挙が行われました。本選挙で野党第一党の愛国党は大半の小選挙区に候補者を擁立し、自由•保守連立政権の存続が大きな焦点となりました。
確定した選挙結果は以下のとおりです。鍵括弧内は選挙前議席です。
自由党 114(89)
保守党 92(71)
愛国党 57 (97)
ラシュハの声 24(26)
左翼党 6 (10)
無所属 7(7)
自由•保守党ともに議席を伸ばし、合計で三分の二を超える議席を確保し、政権維持に成功しました。ヴァンブルグ大学法学部教授のパウル•ノスケ氏はこの選挙結果を以下のように分析します。
「大きな要因としては、国内情勢と王国にとっての国外情勢が極めて安定していることが挙げられる。この安定が現政権に有利に働き、政権の政策にひたすら反対する愛国党は国民の支持を得られなかった。またヘルトジブリールからの商品輸入が長期間にわたったため、ヘルトジブリール製品なしでの国民生活は考えられない。軍事物資の輸入も続いてるので、反ヘルトジブリール•反共政策は自殺行為に近いとほとんどの国民は感じたのではないか。反共的な政策をとる国家の減少もあり、愛国党が政権獲得後の外交構想を提示できなかったことも大きかった」
一方で教授はこうも付け加える。
「とはいえ愛国党が野党第一党の地位を維持したことは軽視すべきではない。次回選挙で第一党に躍り出る可能性は低いとは言えない」
圧倒的多数を確保した政権内部にはヘルトジブリール社会主義共和国と同盟か片務的防衛条約を結ぶべきだとの意見も存在しているようですが、保守党の根強い反共意識もあり、ヘルトジブリール側の意向も不明であり実現は不透明です。
【スクープ イレギュラー保有が間近か】
複数の現役軍人や政府関係者の証言によりますとイレギュラーの保有が間近に迫っている実態が明らかになりました。これらの証言を専門家に提供したところ、数年で完成するのではないかとのことです。イレギュラーは衛星破壊砲・衛星レーザー砲を搭載する人工衛星であり、王国が現在保有している軍事衛星よりも精度で優っていると言われています。
この件につき本通信は国防省に質問を送付し、以下の回答がなされました。
「我が軍が自衛のためにイレギュラー開発を行っていることは国防白書等で公表されている事実でありますが、その詳細については国防上控えさせていただきます」