2015/07/25 1:09:07
603年9月
帝国の民衆の代表たる首相の選挙が来年5月に迫り、各候補者陣営では選挙の準備が始まっている。
現在首相選への出馬を明確に表明しているのは、現職のネグローム首相、野党保守党のラフォレーゼ氏、社会党のコンラート・アドルフ氏、国民党のロッソ氏だ。
帝政復帰後初の大規模な国内経済の後退を引き起こしたネグローム首相が、劣勢に立たされている中「力強いエルツ」をスローガンに国力増強策を打ち出すラフォレーゼ氏、国家主導の経済政策、強気な外交をスローガンとする社会党、温故知新古き良きエルツを取り戻すため、と国内の再開発を訴えるロッソ氏など強気の政策を打ち出す候補者に支持が集まっている傾向がみられる。
特に国民党は、帝国南部に四つ目の計画現代都市を建設した剛腕宰相エーベルタイン公爵が人気を集めているだけに支持が強い。
自由党は議会での優位を訴え、首相と議会の摩擦は避けねばならないと、首相選挙での自由党支持を呼び掛けている。またこれまでの自由主義的経済政策を変更する気はないと強気な態度だ。
「小さな政府こそが、帝国の地方自治の強力な後押しとなる」は自由党幹部のスローガンだ。
【帝室】女王殿下御懐妊
ヴィクトリア女王殿下が第一子をご懐妊された。もしこのまま第一子がお生まれになれば、帝国継承順位は皇太子イザーク殿下に次いで第2位となられる。
ただ帝国内では皇帝陛下は確かにエルツ人であるが、アルドラド色が強くエルツの王にはふさわしくないとの意見もある。
今こそ帝国は純血の君主を再び玉座に置かねばならぬのかもしれない。
【経済】国内で演劇が大人気
昨年の女王殿下とのご結婚により、一躍時の人となったグランデ男爵。彼の影響を受けて帝国内では演劇が人気急上昇中だ。
エルツの演劇といえば、演劇王ミルフィーユ・グランデの時代に国内にその人気を広げ、今では庶民も楽しむものとなっている。
その中でも今一番人気な劇が「ラフォレット」つまり女王陛下物語である。この物語、帝国一の劇場俳優が女王の虜となり、最後は女王と俳優が結ばれるという、なんと今の殿下と王配殿下の関係にぴったりなのだ。
この劇が作られたのが120年前のリチウム・グランデ公爵の時代なのだから、グランデ公爵の先見の明には驚かされる。
他にも「空の詩女」「ティルブルフ」など帝国劇場では毎週大人気の演劇をしているので、興味がある人は是非現地で実際に見てほしい。