
※現実世界の2026年を迎えるぼーはこ民の皆様へ
共和国人民、ベルーサの同胞の皆さん、そしてご来賓の皆様。
まもなく真夜中です。
時計の針が刻む音を、胸の高鳴りと期待をもって見つめるひととき。
時が飛ぶように過ぎていくのを、誰もが感じていることでしょう。
過ぎゆく一年のすべての良きことに感謝し、未来を見据え、願いを託す――そのための時間です。
この伝統は、共和国宮殿にも受け継がれます。
親愛なる人民の皆さんに、新年のお祝いを申し上げ、国の隅々に至るまで、心からの祝福をお届けできることを、私は大変うれしく思います。
過ぎた一年の最良の瞬間を、皆さんに感謝します。
若者が家庭を築き、親となる喜び。
祖父母が孫やひ孫を迎える喜び。
子どもたちが学校に通い始め、卒業生が大人への扉を開き、
家族と国の歴史を受け継いでいく――そのすべてに。
もちろん、すべてが、いつも夢見たとおりに進んだわけではありません。
しかし人生は音楽のようなものです。
さまざまな音があり、さまざまな音域があります。
私たちは常に最良に心を調え、互いに助け合いながら歩んできました。
私たちの成功と成果は、すべて祖国のためのものでした。
私たちが愛する純粋社会主義共和国は、さらに居心地よく、快適な場所となりました。
それを成し遂げたのは、耕し、設計し、建設し、芸術によって私たちの生活を明るくしてくれる、皆さん一人ひとりです。私たちの美しさと清潔さは、共和国の名刺とも言えるものです。その功績は、皆さんにあります。
そして多くの友好国との変わらぬ協力によって、国際社会で共和国は支えられています。
このことに、心からの感謝を捧げましょう。
当たり前になったものを、私たちは時に評価しきれないことがあります。
しかし、これだけは確かです。
私たちは自らの道を、自ら選び続けているのです。
親愛なる世界人民の皆さん。
2025年は、今まさに過去の歴史になろうとしています。
それは、私たちすべてが共有する歴史です。
この一年、新たな国々が誕生し、KPOが議論を呼びました。
拒否権の発動や、アレカミクゼーション――それらはすべて年の前半に起きた出来事です。
2月に行われた関西新年会も、つい昨日のことのように感じられます。
3月のタンファ問題、4月からのイスタシア独立問題。
一時の停滞を挟み、急転直下で起きたルーンレシア・イスタシア戦争。
振り返れば、案外、出来事に富んだ一年でしたね。
東京でのぼー年会もさぞ盛り上がったことでしょう。いやほんとに行きたかったんですけどねー。
同時に、私たちが向き合うべき本質的な課題も、はっきりと姿を現しました。
フリューゲルは、参加人数に浮き沈みを抱えています。
長期的に見れば、減少傾向にあることも否定できません。
この世界は着実に窮屈になっています。
2025年に新たに加わった国々のうち、いくつが今も残っているでしょうか。
古い友人が、何人去っていったでしょうか。
来年はいくつの国が姿を消し、そしていくつが新たに生まれるのでしょうか。
なお、来る2026年は、干支でいえば丙午(ひのえうま)の年にあたります。
丙午とは、十干の「丙」と十二支の「午」が重なる年であり、火の性質を重ね持つことから、古来、強さや激しさ、転換の象徴として語られてきました。
日本や東アジアの一部では、「丙午の年は社会が大きく動く」「気性が激しくなる」など、さまざまな言い伝えや迷信が生まれた歴史もあります。
丙午とは、本来「変化を恐れず、物事を前に進める力」を象徴する年です。うん、だからなんだって話ですね。

私は皆さんを誇りに思います。
そして、皆さんが自らの意思を、これからも実行し続けられることを願っています。
幸運と幸福を。
新年おめでとう、ヴェールヌイの皆さん。
そして世界の友人の皆さん、すべての善良な人々に、新年のお祝いを。
平和と安寧をお祈りします。
ヴェールヌイ社会主義共和国 閣僚評議会議長
ヴェールヌイ労働党 書記長
ヴァシリーサ・ヴィウチェイスカヤ