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第二共和国

国名 第二共和国
正式名称 第二共和国 ポルスキ語:Druga Řečpospolita/II Řečpospolita(通称DŘ/IIŘ、英語名Second Republic)
国旗 ポーランドインシグニア 国旗  ポーランドインシグニア多民族 多民族共生旗  ポーランドインシグニアルブリン ルブリン共和国旗
建国 旧共和国:フリューゲル暦463年
戦争期の合同政権としての第二共和国:フ暦895年9月
政治運動としての第二共和国:フ暦925年7月
標語 Pro Fide, Lege et Rege
首都 クラクフKrakôv
回復後はルブリンLublinへの首都移転を計画
最大都市 クラクフKrakôv
最高指導者 自由選挙国王:現在は空位
暫定上院議長:タデウシュ・スルツスキ
政治体制 自由民主制/自由選挙王制
公用語 ポルスキ語
通貨 現在の軍事政権統治下の通貨はレイLEI
共和国回復後はズウォティzwotyへの切り替えを予定
主な産業 商業、農業
 

第二共和国Druga Řečpospolitaは、フリューゲルの西スラヴ圏から東スラヴ圏に跨る地域、「民族自治軍管区ハルィチナー」ことルムニ人軍事政権が実効支配する領域において、主権国家としての権利と独立性を主張している自由民主主義勢力です。 かつて存在した共和国Řečpospolita(以下、旧共和国)を回復・継承する国家として、地域一帯を強権的に支配する「兵士評議会」独裁軍事政権に民政移管と解散、正統なる政府である第二共和国への権力移譲を求めております。

政党と分派

現在の軍事政権は法制度上において政党政治を認めておらず、評議会の合議と官僚システムが国の全てを決定しています。そのため、評議会の外に「正式な届出が出ている政党」に該当する団体は存在しませんが、一方で軍事政権は犯罪、暴力行為、サボタージュを行わない範囲においては政治団体の活動を放任しており、我々第二共和国以外にも様々な擬似政党が活動しております。そして我々第二共和国の理想は勿論、多種多様な政党が存在する議会制自由民主主義であり、将来的に共和国が回復した暁には即座に多党制政治を始められるよう、第二共和国の内部でも自由党、保守党、社会党、農民党といった、複数の擬似政党を設置し、政治議論を行っております。
しかし残念ながら、これらの政党の存在感を覆い隠してしまうのが分派の存在でしょう。元は単一の組織であった第二共和国はその後、主に軍事政権に対する行動の如何を巡って意見が割れ、主要な3つの分派に分かたれました。それぞれの分派が内部に名前まで重複する擬似政党を持ち、政党政治の実践への努力は続けられていますが、分派間対立と分派内部の連帯の方が優先され、政党は半ば形骸化してしまっております。

ポルスカ委員会Komisja Polska/KP

今の現実を見据えて軍事政権への協力を志向する分派、悪く言えば修正主義者、待機主義者です。彼らは軍事政権の歪みに着目し、このままの体制は長くは続かないために、遠からず改革を起こすだろうと信じています。そこで、軍事政権の解体と共和国への政権移譲ではなく、政権の連続性を保ったままの自己変革を促し、最終的に旧共和国と何ら変わりない、文民統制と議会制民主主義を持つ「国家」に変貌させようと考えています。しかし、彼らの軍事政権への働きかけによって教育改革や民族自治政策の進展といった、言わば「マイナーチェンジ」は達成されましたが、根幹である文民統制と自由民主主義の欠如、そして評議会軍のルムニ人による支配体制、この大きな枠組みは全く変えられていません。フ暦950年代、軍事政権の成立から既に30年以上が経過したにもかかわらず、KPが予言した大改革が一向に起きない事から、KP内部の反主流派が主導した大批判演説会が実施され、この演説会を皮切りに、自由民主主義市民の支持を急速に失ってしまいました。変革の実践を希求する市民が主にDŘへ支持を移して以来、3つの分派の中で最も政治的情熱は喪われており、現在はイデオロギー闘争から離れ、市民1人1人の細やかな要請に耳を傾ける事に重点を移しています。

第二共和国暫定派Provizoryčna Druga Řečpospolita/PDŘ

積極的行動主義者、軍事政権の即時打倒を希求する人々、そして暴力と犯罪を厭わないテロリストです。現在の軍事政権下で起きている反政府策動の多くに、この分派が犯行声明を出しています。更には小火器から即席の装甲車まで装備する、準軍事組織のような私兵部隊を有しており、大規模なゲリラ蜂起も過去に数度行っています。

第二共和国Druga Řečpospolita/DŘ

何も特別な言葉を重ねない、このただの「第二共和国」こそが我々の組織です。KPと違い軍事政権には厳しい態度で臨み、テロリズムに抵触しない合法路線で、自由民主主義的な政策の提案や抗議活動を積極的に行い、市民からの指示を集めています。KP・PDŘと比べると主張も活動も地味である事は否めず、支持を奪われていた時期か幾度もありましたが、実直な姿勢が認められ、近年は若者を中心に人気の回帰が起きています。先述の様にKPが急激に支持を失っており、KP離れと対照的に我々DŘが政治意識の受け皿となっています。
北風と太陽Viatr Pôwnocny i Swoňceに擬えて、軍事政権に厳しく接するDŘを俗に北風Viatr Pôwnocny、融和的な態度を取るKPを太陽Swoňceと呼ぶ時代もありました。当時はKPの手法こそが真の正解であると信じられていたからですが、迎合政策が大きな成果を上げられなかった今となっては、北風の我々に追い風が吹いていると言えるでしょう。なお、PDŘはこの童話に擬えられる事はありません。北風と太陽にテロリストは登場しないのですから。

国王自由選挙準備会

自由選挙国王の在位任期は20年で、戴冠から満20年/240ヶ月を迎えた月に選挙準備会に王位が返還されます。なお、在位中に死亡した場合も即座に王位返還が行われます。選挙準備会は王位返還がなされた年の翌年の12月31日までに国王の候補者を選出し、翌々年12月31日までに選挙を実施、王位返還から満3年/36ヶ月以内に、次期自由選挙国王の戴冠が行われなければなりません。自由選挙国王の候補は最小2名、最大4名の範囲で選出されます。国王候補に外国人が選出される事に関する規制は存在しませんが、候補者の中の50%以上は認可シュラフタ――すなわち共和国国籍を持ち、共和国に直近20年以上の居住実態を有し、新シュラフタの称号を保有する成人――が占めなければなりません。

なぜなにジェチポスポリタ

Q:何故ハルィチナー政権を倒そうとしているんですか?

A:理由は大きく言えば二つあります。自由民主主義の理念に反している軍事独裁制を敷いているため、そして、軍事政権はこの地域を統治する正統な「国家」と言えない簒奪者だからです。

Q:それってハルィチナーは正式には国じゃないという事ですか?

A:軍事政権は自らこう主張しています。「かつて旧共和国は『危機』によって統治実体を喪失し、地域一帯が無政府状態となった。そこで軍人主導で運営される評議会が治安を回復させ、『然るべき政権の樹立まで、一時的に』この地域を軍政統治する」、と。すなわち、治安回復後に正式な国家組織が発足するまでの、止むを得ない暫定的な軍政であったはずです。しかし、治安が回復して既に半世紀以上が経過しました。本来ならば軍政は数年で終了し、民政への移譲が成されているはずですが、軍事政権は「一時的な」軍政を終わらせる事を拒み、軍隊という暴力装置の独占によって、誤った支配を維持し続けています。

Q:兵士評議会は「第二共和国は反政府テロ組織だ」と言っていますが?

A:大きな誤解です! 「第二共和国」を名乗る組織は先述の通り3つの分派に大別されます。積極的行動を大義名分にテロリズムに走っているのは暫定派PDŘであり、我々DŘはテロリズムに訴える事は断じてありません。

Q:あなた達はルブリン共和国の手駒じゃないんですか?

A:いいえ、我々とルブリン共和国は共和国回復の理想を共有し、密接な関係を築いていますが、あくまでも

Q:シュラフタって軍事貴族なんでしょ? 前時代的では?

A:いいえ。

Q:旧共和国の首都は昔からルブリンだったんですか?

A:いいえ、フ暦463年に旧共和国が建国された際、最初の首都はルブリンより更に北の、ノヴィ・ヴァルシャヴァ・フリューゲルスキNovy Varšava Fluegelski(フリューゲルの新しきヴァルシャヴァ、一般的にはノヴィ・ヴァルシャヴァと呼ばれます)でした。その後、建国より300年以上過ぎた795年に、政治・経済の重要地域の南東へのシフトに対応すべく、ルブリンへの首都移転が行われています。ルブリンが首都となった後も、旧首都ノヴィ・ヴァルシャヴァは大都市として栄華を誇りましたが、「危機」によって無政府時代に突入した後、およそ2年後にノヴィ・ヴァルシャヴァの周辺一帯は某国の治安維持軍が進駐、地方政府の樹立を経てその国家に編入され、現在この都市は他国が支配する地方自治体となっております。

Q:失った旧領は取り戻すのですか?

A:一部のポルスキ人国粋主義者が旧共和国の国土全てを「回復領」と称し、全土を回復すべしと主張していますが、我々第二共和国の主流派は、フ暦925年時点での実効支配の境界が国境線であると認め、「将来的に樹立される第二共和国の領土とは、現・軍事政権の支配領域とルブリン共和国の領土とを合わせたものとなる」という立場を取っています。これはルブリン共和国も同様です。そのため、ノヴィ・ヴァルシャヴァを含めた現在は第三国の実効支配下にある旧領に対し、領土的野心は一切ありません。

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