極圏超越主義連合とは、887年に成立した旧北海連邦の亡命政権の一つである。
目次
国家概要
国名 | 極圏超越主義連合 |
英語国名 | Transcendental Confederation of the Polar States (TCPS) |
国の標語 | 亡き提督よ、永遠なれ |
首都 | ラティハヴ(名目上) |
最高指導者 | 那賀野提督(名目上) |
政治体制 | 亡君君主制 ソシアート連邦制 |
歴史
フリューゲル最北端に位置する国家・北海連邦においては、国交のあるロシジュア平和連邦からもたらされた超越主義がある程度受け入れられた。
そんな中、 887年に北海連邦にて軍部のクーデターが発生。連邦元首の那賀野提督ほか政府高官は殺害され、軍部は大北圈連帶聯邦の建国を宣言した。一方、那賀野提督の家族やその支持者はガトーヴィチ民主帝国に亡命し、北海連邦亡命政府の存続を宣言。前者をヘルトジブリール社会主義共和国が、後者をガトーヴィチ民主帝国が国家承認するという事態となった。そんな中、北海連邦の官僚の一人(と思われる人物)が支持者を率いてロシジュア平和連邦へと亡命し、故・那賀野提督を指導者と称する極圏超越主義連合を設立したのである。しかしロシジュア平和連邦政府は国交を有するガトーヴィチ民主帝国に亡命中の北海連邦政府を国家承認する意向であり、この国家を承認する国家は現在存在しない。
組織
名目上の国家元首は那賀野提督と位置付けられているが、実際の執政はソシアートによる完全合議体制により行われる。また、旧北海連邦の政治理念である中央集権政治とは相反する厳格な地方分権を訴えている。思想的には、ロシジュア平和連邦と極めて似た体制であるといえる。なお、超越主義的亡命政権の設立に関して、ソシアート代表は「本国新政府と亡命政府のどちらが状況を制しようと、前政府の那賀野提督の存在を歴史書籍の中の一文に埋没させてしまう事には変わらない。彼は忘れられてはならない」という発言を残した。