メニュー 閉じる

新洲府共和国

国名 新洲府共和国
英:Republic of Sinzofo
国旗
標語   和平共処 和諧発展
首都 羅京地区
主要民族 華族、サヤサヤ族(テークト系)、ワレワレ族(大和系)
公用語 官語・サヤサヤ語・ ワレワレ語
執政党 独立行動党
建国 31362期・871年2月頃
政治体制 議会制民主主義
通貨 新洲府元

 

概要

  新洲府共和国は複数の島で構成されている都市国家である。動乱により過去の史料は殆ど喪失しているため建国の経緯や移住の背景に関する詳細は不明であるが、近年の研究によりテークサット連合の一部地域(ジャンガ・ポーラー島)を継承する国家であることが明らかとなった。なお、テークサット連合そのものの状況は不明であり、政府の公式見解では現在無主の地として扱われている。

歴史

テークサット連合時期の歴史についてはこちらを参照

  百年以上続いたとされる内戦により自国に関する史料が散逸し、さらには内戦期に度重なって発生した民族浄化及び大量虐殺により、人口の低年齢化と識字率の低下が著しい状況下で発足した新しい共和国政府(第六共和政)は、自らの国家の出自すら分からぬ状況となっていた。開国後に外交関係を有する各国が保管している外交文献の照合や旧テークサット連合域内への調査隊の派遣などを積み重ねてきた結果、自らが立つ祖国の全容が概ね判明してきたのは、つい最近のことである。

  現在の新洲府(島)は、732年12月に滅亡したテークサット連合のジャンガ・ポーラー管区(又名プーロジョン)と一致することが確認されている。この島(ジャンガ・ポーラー島)は、テークサット連合末期に旧植民都市だった廃墟を観光地に転換したもので、638年12月にカー族(華族)やテークト系(サヤサヤ族)の再入植が開始された。そういった背景から、現在でも観光業は我が国の主要な産業として今日まで続いている。

  新政府の誕生が871年であるため、開国までに139年の空白を要することとなった。テークサット連合の崩壊後については、地域全体で大規模な内戦が発生し、内戦の過程で新洲府島に自治意識の高揚が生じた結果、新洲府は幾度の試行の末に分離独立に成功した(詳細な独立時期は不明、自治市を経てテークサット連合から追放されたという説もある)。なお、現時点でも旧テークサット連合地域における統一国家は確認されておらず、政府の公式見解としては無主の地として扱っている。新洲府共和国としては旧テークサット連合の領土に対して(旧ジャンガ・ポーラー島を除いて)領有権を主張していないが、入国管理や通商の事務的な必要性から旧テークサット地域において高等弁務官事務所を幾つか設置している。

  独立時点で既に新洲府地域内ではテークサット系に対して華族が優位となっていた。この背景として、テークサット連合時代のフミプッタ政策(先住民優遇政策)による本土でのカー族に対する不遇を嫌った人々が、観光地開発が進んでおり、経済成長の著しかった当時の新洲府に集住地区を形成したことが挙げられる。加えて、投資や商売といった経済活動、もしくは政治的亡命を目的に中夏民国(中夏人民共和国)から多くの華(夏)族が移住してきたことも、新洲府の華族化を推し進めることとなった。ジャンガ・ポーラー島に新洲府島という官語を名付けたのは中夏人が最初とされている。

  第六共和政(新政府の誕生)が871年であるため、731年以降に少なくとも五回は政権崩壊(独立失敗)の憂い目を見ている。これはテークサット連合軍に議会を占領されて独立を阻止されたり、テークサット内戦の混乱に乗じて、外国やテークサット本土から到来した軍閥(華系、大和系を含む)による占領、独立回復後に起こった政争由来の軍事クーデター、セルフクーデターなどの遍歴が示唆されるが、この時代に関する研究は政治的な思惑もあり依然公開する段階に達していない。

民族及び言語

  新洲府において確認されている民族集団は華族(夏人とも呼ぶ)、サヤサヤ族(テークト系)及びワレワレ族が挙げられる。人口の約70パーセントを華族が占めており、サヤサヤ族がそれに次ぐ規模を擁している。 政府機関の作業言語として指定されている官語は華族の言語とされているが、実際には華族の中で官語を母語とするものは五割弱と半数に満たず、残りは江人と呼ばれる華族の下位集団が使用する江語や、南人(港人)の南語(港語)で占められている。なお、テークサット側には官語化を免れた湾人の湾語や客語が残存している。

  サヤサヤ語(テークト語)は島嶼の先住民族(テークト系)であるサヤサヤ族の利用する言語であり、周辺地域との交易で使われていたクレオール言語が発達したものと推定される。サヤ(Saya)は私の意味であり、連続すると複数形になる。つまりサヤサヤ語の意は私達の言葉である。政府として「テークト語」という名称を採用していないのは政治的及び歴史的な事情に基づくが、長年の分断により原来のテークト語に比べて語彙面(官語化)及び文字面(カナ文字化)での変異が生じており、もはや同一の言語ではないという主張も存在する。

  ワレワレ語は華族とは別の地域から渡来した民族の言語であり、ワレは官語の我を意味する。こちらも連続することで私達という意味になるため、ワレワレ語とは則ち我々の言葉という意味になる。かつては官語で用いる文字(官字)を使用していたことが確認されているが、いつの時代からか官字の使用を放棄しており、現在ではカナと称される表音文字のみが用いられている。一部の部族では逆に表音文字であるカナを廃して、書記言語を官文に限定している地域も存在することが最近明らかとなった。

行政区分

新洲府共和国は単一の都市国家であり、行政区はそれぞれの社区発展理事会が自治を担う社区によって構成されている。

行政区名 区長 説明
羅京区    
伊京区    
中区(Central)    
緑港区    
北海岸区    
外環区    
吉祥和来自治区    
隆府沙雅自治区    
国家科技新区    
津港区    
紅海区    

行政(内閣)

役職名 名前 出身政党 説明
総理      
副総理
財政部長
     
国務資政
国家安全統制部長
     
国務資政
経済及社会政策統制部長
     
基礎設施統制部長
交通部長
     
総理公署部長      
総理公署部長
律政部第二部長
財政部第二部長
教育部第二部長
     
通訊及新聞部長      
文化、社区及青年部長      
国防部長      
教育部長      
環境及水源部長
回教事務主管部長
     
外交部長      
衛生部長      
内政部長
律政部長
     
人力部長
内政部第二部長
     
国家発展部長
財政部第二部長
     
社会及家庭発展部長
国家発展部第二部長
     
貿工部長      

大統領府

党中央

外交関係を有する/有した国家

 

ライン共和国

カルセドニー社会主義連邦共和国

ロシジュア平和連邦

ヘルトジブリール社会主義共和国

ンボベベ土侯国