メニュー 閉じる

セニオリス超越的協同共和国

国旗

セニオリス超越的協同共和国とは、971年に成立したセニオリス共和国の亡命政権を自称する団体である。

国名セニオリス超越的協同共和国
英語国名Transcendental Co-operative Republic of Seniorious
国の標語融和、混交、協同
首都イグナイト(自称)
政治体制資本社会協同主義

概要

 971年、セニオリス共和国において国体の社会主義化を恐れた軍部によるクーデターが勃発、ミラ=イェリッチ大統領以下政府構成員を拘束して「救国評議会」なる団体がセニオリス全体の支配権を掌握することになった。安保理ではこのクーデターを暴力に頼ったものとして認めない構えが支配的となる。

 そんな中、ロシジュア国内で突如として建国宣言されたのがこの「セニオリス超越的協同共和国」である。発起人はセニオリス出身の超越主義学者として著名なイーヴォ・コラク氏であり、彼はインタビューに対して「セニオリス共和国からクーデター前にロシジュアに遷った研究メンバーたちと共に、祖国の危機に際して建国宣言に至った」と語っている。ただし、現状この国家は実態を伴っておらず、また継承政権としての正当性も担保されていないので、国家承認する国は現れていない。

 その統治理論は「資本社会協同主義」という特異なもので、クーデターの原因にもなった資本主義・社会主義という統治理論同士の二項対立を超越し、両理論の信奉者たちが平和的に合弁することを目標としている。経済の自由と統制の両立は可能だとするその理論体系は非常に難解であるが、一部の経済学者は次世代的な新しい統治体系だとして絶賛している。

 976年、セニオリスの民主政回帰の報せを受け、イーヴォ・コラク氏はセニオリス超越的協同共和国の解散と、同共和国の構成メンバーの帰国を宣言した。その後、同共和国のメンバーらはセニオリス本国で超越同盟を結成し、本国の政治に影響を及ぼそうとしている。