ルーンレシア帝国

国家概要

国名	ルーンレシア帝国
正式名称	アレクシス・ルーンレシア帝国
首都	リント
最大都市	リント
最高指導者	レオナード・アレクシス
政治体制	立憲君主制
公用語	クロード語
通貨	モクス
主な産業	商業
国旗

概要

地球から脱出したゲルマン民族によって設立された国家である。
現皇帝レオナードは現ルーンレシア島移住計画の最高責任者ではあったが何分ルーンレシア島が広かったため全ての船を管理することができず、(遭難船もあった)かろうじてルーンレシア島移住後の最大集団の形成に成功した。が、遭難船、また意見の不一致により分離した者たちがそれぞれ各地に拠点を作った。
この別勢力の攻撃(略奪)がすでに形成されつつあった現帝国首都リントに集中し始める。この攻撃に対応するために作られたアレクシス部隊(後の帝国軍の原型である)の指揮を務めたレオナードが用兵の才能を示し、連戦連勝でついには全ての別勢力を殲滅した。
最後の部族の殲滅が終わりリントでの凱旋を終えた後の投票によりレオナードは皇帝に就任した。(投票率92%、賛成86%)
その後、レオナードは帝国を「国家」にすることに尽力し現枢密院に所属する8名と憲法案の作成を行ったり、正式にアレクシス部隊を帝国軍として編成したりと制度作りに奔走した。
制度があらかた完成すると急に「疲れた」と述べて首都リントを離れ、政治には距離を置くようになった。(皇帝が主導せずとも機能する統治形態づくりを密かに行っていたためほとんど問題は起こらなかった)

産業構造  

帝国経済は形式上自由市場経済を採用しているが、実際には商業系と農業系の4大財閥が市場の6割以上を支配している。この寡占状態により、経済政策や市場動向において財閥の影響力が極めて大きい。また、特に農業系のジーク財閥は、建国当初から帝国を支えてきた歴史を持ち、皇帝家との深い関係が特徴である。

商業系財閥

コンラート財閥

主な事業分野：物流、貿易、鉱業。
影響力：帝国内外の物流網を掌握し、輸出入において絶対的な地位を占める。
特徴：帝国の鉱物資源を独占的に管理し、重工業や武器製造にも関与。

メオヒオール財閥

主な事業分野：金融、保険、不動産。
影響力：帝国の主要銀行を傘下に置き、金融政策に密接に関与。
特徴：多様な事業に投資を行い、経済基盤の安定性を確保している。

オリヴァー財閥

主な事業分野：製造業、消費財、情報通信。
影響力：帝国民の生活に直結する日用品や通信サービスの供給を支配。
特徴：革新的技術を取り入れる姿勢が強く、帝国の技術革新を牽引。

農業系財閥

ジーク財閥

主な事業分野：農業、生鮮食品加工、食糧供給。
影響力：国内の農地の大半を所有し、帝国の食糧自給を支える。
特徴：建国から皇帝家を支え続けた歴史を持ち、政治的にも強い影響力を有する。

市場支配

4大財閥は市場シェアの6割以上を占め、事実上の寡占状態にある。特にインフラ、農業、金融は財閥の直接的な管理下にあり、一般企業の参入は困難。財閥の影響力が強まる一方、中小企業や個人商人は圧迫され、経済格差が拡大している。特に農業分野では、ジーク財閥の圧倒的支配により独立農家の減少が続く。

商業系財閥間の競争

コンラート、メオヒオール、オリヴァーの各財閥は、それぞれ異なる分野を中心にしつつも、時に競争が激化することがある。特に新興技術分野ではオリヴァー財閥が優位性を発揮している。

国家構造  

一言で言うなら皇帝陛下を頂点とする一君万民制体制である。ルーンレシア帝国は、建国以来一貫して一君万民制を原理とし、皇帝陛下の権威を中心に、民意と秩序が調和する統治構造を維持している。政治機構は皇帝を頂点とし、宰相府（内政）および外政府（外交）の二大中枢がこれを補佐する。帝国議会は上院・下院の二院制を採用し、上院が最終承認権を持つことで政治の安定を確保する。また、軍は皇帝直轄とされ、行政機構に属さない独立した存在である。この体制は、皇権を中心に据えつつも、議会と民意を巧みに融合させた主権国家としての理想の一つを体現している。

皇帝権限

ルーンレシア帝国における皇帝陛下は、国家の象徴であると同時に、その運行を統べる中心として存在する。陛下の権限は憲法と慣習の双方に根ざし、統治、立法、司法、そして外交にわたる広範な範囲で行使される。　帝国の法は、最終的に皇帝の裁可をもって成立する。下院で可決され、上院で承認された法案も、陛下の署名なくしては効力を持たない。時に陛下はその御判断により法案を退け、国家の方向が正道を外れぬよう調整を加えられる。これを法案拒否権と呼ぶが、その目的はあくまで国家秩序の安定にある。　行政の長たる帝国宰相は、陛下により任命され、その信任を得て国政を担う。宰相府は内政の中枢を成すが、外交は宰相府と並ぶ機関として置かれた外政府が主導し、その長として皇后陛下が就かれる。帝国の外交方針や条約の締結は、最終的に皇帝陛下の御意向によって決定される。軍事については、いかなる政党や議会の影響下にも置かれない。帝国軍は皇帝の直接指揮下にあり、宣戦、講和、動員、撤兵などの判断はすべて陛下の御決断によって下される。この構造は、軍が政治的思惑から独立し、純粋に帝国防衛のためにのみ存在することを保証するためのものである。　司法において、陛下は帝国最高司法機関たる大審院を御一身で統べ、法の最終的な解釈を司る。その裁断は、いかなる上訴も許されない国家の最終判断であり、帝国法体系の根幹を成す。　また、非常事態の際には、陛下が国家のすべての統治権を一時的に掌握し、迅速な統制のもとに国を治めることが認められている。さらに、陛下は下院の解散権、憲法改正の最終承認権を保持し、国家の均衡を保つ最終的な審判者として君臨される。

枢密院

皇帝陛下の諮問機関として存在し、帝国の倫理的均衡を維持する役割を担う。その主要な権限は以下の通り。宰相に対する辞任要求の発議、皇帝以外による憲法改正案への拒否権、条約締結に対する反対意見の提出である。枢密院は権力を有するというより、権力の歪みを矯正する「帝国の理性」として存在する。

宰相府・外政府

皇帝の御下に、内政と外交を分掌する二大最高機関が並び立つ。宰相府は帝国宰相を首班とする行政の中枢であり、各省庁を統括し、内政・財政・司法・教育・産業・福祉など、臣民生活全般を統べる。外政府皇后陛下が長官を務める帝国外交の最高機関。外政府は単なる外務行政機関ではなく、国家の対外意思を定義し、国威を対外的に体現する機構でもある。帝国がいずれの国際陣営にも属さず、独自の立場を維持し続けるのは、この外政府の存在によるところが大きい。その使命は「帝国の尊厳を護る」とされ、これは皇帝・皇后両陛下の御信念に通ずる。

年表  

1065年建国

歴代の国家元首  

初代皇帝レオナード・アレクシス

政治及び軍関係者  

皇帝 レオナード

重度と言っていい保守派である。臣民からの信頼を一身に浴びているが正直何故かいまいち分かっていない。総合武芸大会では出場するたび優勝するので出禁になっている。

皇后 シェーラ

柔軟な思考により皇帝を支えている。時に強硬な皇帝のストッパーになることが多い。また、国内の射撃大会を総なめにしていた過去があり官僚からは怒らせると銃弾が飛んでくると冗談を言われている。(何故か宮殿で官僚が何名か行方不明になっているらしい)

政治首脳陣及び閣僚  

帝国議会

政治政党  

帝国自由党

下院18名、上院120名(上院任命議員40名を含む)

個人の自由や権利を重視し、経済的自由主義を基盤とする政党。市場原理主義に近い経済政策を支持すると同時に、社会的自由や多様性を擁護。
KPO以外の陣営とは距離を置くべきとの立場を取る。
都市部の中産階級、知識人、若年層、財界の一部が支持層。

派閥

黎明派

人数 下院10名、上院40名

特徴: 社会的平等を強調し、財閥や特権階級に批判的。労働者や農民の地位向上を目指し、段階的な改革を推進。急進的な革命よりも理性的な進歩を重視する点が他派閥との違い。社会正義を掲げるが、自由党内でやや左寄り。

調和派

人数下院8名、上院85名

民族間の調和を重視し、少数民族の権利を守る立場。ゲルマン民族の中心性を認めつつも、共存が帝国の安定に繋がると考える。平等と調和を重視し、外交においては中立主義を支持する傾向がある。

帝国保守党

下院205名、上院185名(上院任命議員115名を含む)

伝統的価値観や国家の安定を守ることを最重要視し、急進的な変革に反対。
自由市場を支持しつつも、国家が経済や社会秩序に一定の役割を果たすべきと主張。
国防・治安の強化は最優先課題。皇帝の支持を背景に強固な権力基盤を持つ。
農村部、軍部、財界の大多数が主な支持層。
現与党である。

派閥

皇帝派

人数: 下院75名、上院100名

特徴: 皇帝の権威と統治を絶対的に支持し、帝国の安定と秩序を守ることを最優先とする。外交では皇帝の意向を重視する穏健派。 皇帝を中心とした政治体制を維持し、国粋的な政策を推進。

鉄血派

人数: 下院80名、上院35名

特徴: 軍事力を重視し、帝国の領土拡大や威信確立を目指す強硬派。近年ではKPOからの脱退をしたはずにも関わらず依然距離が近いことを不満に思い、ヴェールヌイに建国時に支援されたことや過去のラフローリドとの鉄鋼取引などからBCATと距離を縮めるべきと主張している。保守党内でもタカ派で、軍部との結びつきが強い。

社会民主主義党

下院39名、上院0名(上院任命議員0名を含む)

クーデター未遂を皇帝陛下が直々に許したことによって再結成した。社会的平等と公正を追求し、資本主義の矛盾を是正するための政府介入を支持。富の分配と社会保障の拡充を目指し、労働者階級を基盤とする。外交では民主主義的国家を重視する。
過去のクーデターなどから皇帝との関係は良好とは言えない。
労働者階級、都市部の低所得者層、一部の進歩的知識人が主な支持層。

帝冠党

下院148名、上院0名(上院任命議員0名を含む)

KPOとの協調を維持しつつ、帝国の主権と経済的自立を強化する現実的な外交・経済政策を掲げる政党である。皇帝の権威を尊重し、議会制度の枠組みを維持しながら、社会の安定と産業振興を推進することを目指す。また、社会政策においては中庸な立場を取り、労働者保護と企業の成長を両立させる方針を打ち出している。軍事面では、帝国の防衛力維持を重視しつつも、対外的な緊張を抑え、外交による安定を模索する姿勢を取る。主な支持層は都市労働者である。

派閥

ジーク派

人数:下院75名、上院0名

元帝国宰相ジークフリードを中心にKPOとの協調を維持しつつ、どの陣営にも可能な限り接近しすぎない外交戦略を推進する。外交・経済政策において現実主義的な路線を取り、急激な変革よりも安定と継続性を重視する。

革新派

人数:下院33名、上院0名

自由主義的な立場を取り、社会政策の改革や経済の自由化を志向する。KPO脱退に反対を続けていたため現在は再加入を目指している。国際協調を重視するが、社会主義的な政策には慎重な姿勢を見せる。主に都市部の若年層を中心に支持を広げている

帝国戦線

下院49名 上院40名(上院任命議員20名を含む)

独立保守派の政治勢力と位置づけられており、帝冠党の伝統派と保守党内の皇帝派の一部が合流して結成された。軍事力の維持、国家主権の強化を主要な理念とし、経済政策においては国家主導の産業振興を掲げながらも市場経済との調和を図る方針を取る。外交面ではKPO加盟国(特にレゲロ、トータエ)を重視する。皇帝の権威を重んじながらも、議会内で独自の立場を貫くことを重視し、帝冠党や保守党と一定の距離を保ちながら、戦略的な交渉によって影響力を行使する姿勢を見せている。特にKPOの対応で意見が割れる。主な支持層は不明。

地理  

ノクタリス州

人口約600万人(割当議席数上院13席、下院31席)を有する宮殿が存在する州、ワインが有名

アークレイン州

人口約650万人(割当議席数上院14席、下院36席)を有する州

エルニック州

人口約700万人(割当議席数上院15席、下院39席)を有する州

ヴァルトランド州

人口約650万人(割当議席数上院14席、下院36席)を有する州

エルンヴァイク州

人口約1000万人(割当議席数上院21席、下院55席)を有する州

スカトリカ州

人口800万人(割当議席数上院17席、下院44席)を有する州

アレクシス州

人口約700万人(割当議席数上院15席、下院39席)を有する州
首都を含む大都市圏であり政治の中心地といえる。帝宮を除くほぼ全ての行政、立法、司法の中心施設が存在する。アレクシス州は特別行政区であり、皇帝陛下が州長官を個別に任命されることとなっている。

レーヴェン州

人口約900万人(割当議席数上院19席、下院50席)を有する州

グレーテ州

人口約750万人(割当議席数上院16席、下院41席)を有する州

ツァウベルク州

人口約750万人(割当議席数上院16席、下院41席)を有する州

イシュタット州

人口約650万人(割当議席数上院14席、下院36席)を有する州

特別区

特別区は、ルーンレシア帝国内に設置される特別な統治体制を持つ地域である。一般的な州とは異なり、特別な法律や行政権限が適用される。

特別行政区:ほとんどの政府中枢が置かれ、国家の中心地として機能する。
特別貿易区:国際貿易の拠点として、関税の優遇措置や自由経済政策が導入される。
特別軍事区：重要な軍事施設を擁し、軍が一部行政、司法権を有する。

文化  

皇帝陛下が知っているはずである。多分

構成民族  

1. ゲルマン系民族（92%）

ルーンレシア帝国の中心を成す民族で、移住前の地球でのゲルマン民族の子孫たちが主体。

北ゲルマン系（約25%)の人々が 農業や漁業に従事し、西ゲルマン系（約67%)の人々が商業に従事する。

2. スラヴ系民族（5%）

音楽や舞踊など帝国の文化面で活躍している。帝国内の祭典においても重要な役割を果たす

3. ケルト系民族（2%）

農業の中でも特に牧畜を主に担う。

4. その他の民族（1%）

わずかに存在する他民族。特にラテン系民族が医療や法体系の整備で貢献した。

軍事  

本帝国の軍事機構は、皇帝を最高司令官とし、陸軍（大部分の空軍・ミサイル軍・機甲軍を含む）90万人、海軍3万人（戦艦2隻を保有）という編成をとる。ただし、陸軍と海軍は組織としては対等であり、それぞれ独立した指揮系統を有する。さらに、皇帝直属の情報局が存在し、軍事・国家安全保障に関する情報収集および特別作戦を担う。

皇帝の軍事統括権

帝国軍は省庁制に属さず、皇帝陛下の直轄下にある。陸・海・空の各軍は「帝国軍戦略本部」に統合され、その命令系統は行政機構を介さず、皇帝より直接発せられる。軍務省や安全保障庁といった中間機関は存在せず、戦争・講和・動員・防衛すべては皇帝の御言葉により始まり、終わる。

帝国軍戦略本部

本部長を皇帝が務め、作戦計画、戦略立案など各軍の調整を行う。陸軍・海軍の合同作戦時には共同戦略軍議を開催。各軍の装備計画や予算調整も担う。

陸軍

陸軍総司令部

陸軍の最高指揮機関。司令官は皇帝が任命する。現司令官はアスタリス元帥。陸戦部隊・空戦部隊・ミサイル部隊・機甲部隊を統括し、各部門の連携を行う。戦略本部との連絡を維持。

陸軍の主要部隊

陸戦部隊（約50万人）

主力の歩兵・機械化部隊・砲兵を運用。戦時侵攻・防衛作戦を担当。

空戦部隊（約20万人）

戦闘機、爆撃機、輸送機などを保有。航空優勢確保、戦略爆撃、陸海軍支援が任務。

ミサイル部隊（約10万人）

長距離弾道ミサイル、中距離ミサイル、巡航ミサイルを運用。戦略攻撃・抑止任務を担当。

機甲部隊（約10万人）

戦車・自走砲・装甲車部隊で構成。機動戦や突破作戦を担当。

海軍

海軍総司令部

海軍の最高指揮機関。司令官は皇帝が任命。現司令官はシュタット元帥。戦略本部と連携する。沿岸防衛、遠洋作戦を担う。

海軍の主要部隊

主力艦隊（約1.5万人）

戦艦2隻を中心に、巡洋艦などの艦船を運用。海上封鎖、艦隊決戦、海上護衛を担当。

沿岸防衛部隊（約1万人）

地対艦ミサイル、対空砲、機雷戦部隊を運用。沿岸防衛および海岸線の監視を担当。

海軍航空隊（約0.5万人）

対潜哨戒機、艦載機、海軍特殊部隊を運用。敵艦船・潜水艦の捜索および対処を担当。

皇帝直属機関情報局

情報局は軍事・国家安全保障に関する情報収集、特別作戦、国内外の諜報活動を担当する。皇帝直属の機関として独立した権限を持つ。

情報局の組織構成

対外情報部海外でのスパイ活動、敵国の軍事情報収集、要人工作を実施。国内治安部反乱分子・スパイの摘発、国家防衛に関わる諜報活動を行う。特殊作戦部隊破壊工作、要人暗殺、極秘任務を遂行。通信・暗号部国家機密の暗号管理、電子戦・サイバー戦を担当。

情報局の権限

皇帝の直接命令により作戦を実行。軍部や政府機関への監視権を事実上持つ。戦時において独自の作戦行動を展開可能。

君も犠牲者の仲間入りをしたくなければこれ以上の「情報」は避けなければならないだろう

諸国との関係