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ブバスティ首長国

「猫は寛容であり、寛大である。猫は自らを崇め、世話をするもの全てを赦す。」
厳格な猫教徒によって構成される砂漠国家。猫を崇める。首都はトンカ。
宗教の教典であるシャリーアを国法としており、他国からは一般に猫原理主義として知られている。
王制の維持、猫法の堅持及び国内開発の推進を基本方針とする。

**政治
宗教色の強い君主制国家。3歳の幼君をカザン摂政が補佐している。
摂政エレオノーラ・カザンの来歴は不明。

**民族
ブバスティ人。主流の民族は褐色の肌と黒、銀の髪を持ち、アルフ系民族の近親関係があると言われる。しかし長い歴史の中で混血が進んでおり、特徴は一様ではない。
民族意識よりは宗教意識により結束される。ほぼすべての世帯に於いて猫が飼育される。

**猫教
猫を崇めよ
猫と和解せよ
猫を認めよ
初めに猫は天と地を造られた
終わりの日に人は猫の前に立つ
地と人は猫のもの
猫への態度を悔い改めよ
猫を恐れ敬え
猫のさばきは突然にくる
心から猫を信じなさい
猫の国はそれぞれの心の中にある

  • 人間は死後、猫の法廷で生前の行いを裁かれる。猫を崇めていた場合は極楽浄土で永遠に平安な時間を過ごすことができる。そこは戦争も飢餓も疫病もない。癒やしと猫の世界である。転生という概念はなく、天国の人口は増えるばかりである。人口に応じて天国も広くなるので人口問題も資源問題もない。
  • 猫を崇めていなかった場合は地獄に落ちる。地獄では永遠に苦しみ続けなければならない。賽の河原や針の山が広がり、悪鬼が苦しみと過酷な労働を強いる。まるでレゴリス植民地のごとく飢えと疫病と痛みに満ちているが死ねない、眠れない、休めない。永遠に。転生という概念はなく、地獄の人口は増えるばかりである。
  • 猫教は世界の真理であり真実である。1+1=2であるように、物は落下すると地に落ちるように、日が東から昇るように、猫の聖性は自明の理であり、世界の法則であり、唯一の真理である。世界法則は人間の政治的都合で変わるものではなく、信教の自由などナンセンスである。
  • 猫教は内心の宗教ではなく「行為の宗教」である。例えば、信仰秘匿は許されていない。逆に猫を飼育し愛でている場合、内心とは一切関係なく、猫教の教えに従っているとみなされる。
  • 猫教においては全ての猫が現猫神であり、崇拝の対象である。
**産業
1:アヘン
ブバスティは世界での主要なアヘン生産地帯の一つであり、アヘンは国家経済を支える重要な産品である。
**文化
2月22日(猫の日)は国民の祝日である。
**傀儡のスフィンクス
猫保護のための直接行動を掲げる非営利民間組織を自称している武装集団。
猫保護に共鳴する資産家や著名人らに支援される一方で、暴力的な手段をいとわない過激な活動を展開することで各政府からテロリストとして危険視されている。