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トータエ社会主義共和国政府宛
1172年（アヴローラ43年）、トータエ社会主義人民共和国政府のカリナースク開発区の開発の断念を受け、1173年12月に発生したジュリオーストクにおけるデモは、1174年3月までにその一部が「カリヌナ解放戦線（KLF）」を称する武装集団と化し、「スラヴ政治」からの解放を宣言、同年5月にジュリオース港を占拠した。
トータエ政府は行政院改造によりトータエ系政治家をより多く選出した後、同年6月に外務省が人民軍と共にジュリオース港へ向かい、KLFと交渉し、これを撤退させた。我が国は、駐桐ガトーヴィチ大使館を通じ、在桐邦人の身の安全の確認と確保に努めてきた。我が国は、ジュリオース港の選挙から1か月で事態を収束に導いたトータエ政府の対応を支持する。しかしながら、カリナースクデモの根本的原因が取り除かれたとは必ずしも言えないことと、この度の迅速なる対応がスラーヴの色濃きノエシタ系行政院閣僚の削減によりもたらされたことから、今後も同様の反スラーヴ主義が蔓延し、在桐邦人を含むスラーヴ民族への言われなきバッシングが行われる可能性があり、これは我が国が望むところではない。
我が国は誠実なるトータエ政府に対し、本問題の解決に向けて意欲的に取り組まれんことを要請するとともに、これに係る支援の必要等については別途協議する用意があることを申し述べる。
神聖ガトーヴィチ帝国
外 政 省1174年カリナースクデモを受けた桐国に対する瓦国の要請の二
トータエ社会主義人民共和国政府宛
我が国の連名せる【公開質問状】ルクスマグナによるトータエに対する に対して迅速かつ具体的な回答をいただいたことに感謝する。
しかるにその中には幾つか驚くべき回答もあった。
1. KLFの武装、C4爆弾の所有・設置並びに駐在軍人の射殺は明らかに犯罪であるのに、彼らを撤退させ、拘束するに至らなかったこと。
2. 政府は人種により差別、優遇を行う政策を実行しないことと述べたが、これまで人種により差別、優遇を行う政策を実行していたと認めたニュアンスが感ぜられること。
3. とりわけ、トータエ政府が、超法規的措置をもってKLFを放免したとするならば、KLFは、ペナルティを受けることなく、政治的主張を達成したことになり、悪しき先例となって、今後も同様の事変が起こるのではないか、という懸念。我が国は、貴国に在留する邦人の身の安全を確認および確保するため、
上述の懸念を払拭するような回答が公開されることを望む。
そして、我が国は、引き続き貴国、特にジュリオーストク地域及びカリナースク地域の状況を注視することを表明するとともに、
引き続き貴国に対し、本問題の重要性を認識して解決に取り組まれんことを要請する。神聖ガトーヴィチ帝国
外 政 省
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