メニュー 閉じる

返信先: フリューゲル国際連合事務局

トップページ フォーラム 同盟告知 フリューゲル国際連合事務局 返信先: フリューゲル国際連合事務局

#7409

共和国が981年1月上旬(35317期)に発した問い合わせに対し、ST/981/INF/1にて迅速に回答が成されたことに対し謝意を表する。
当該回答内容に留意した上で、共和国はフリューゲル国際連合(以下国連)に対し、以下を通告する。

——————————————-

ヴェールヌイ社会主義共和国は、国連からの脱退を通告する。
共和国は、脱退を正式に通告したこの時点で、国連加盟国としての資格を喪失し、権利及び義務の一切が消失したものとする立場を”原則として”取る。
一方、現に脱退を定めた規程が存在せず、その取り扱いについて、これより加盟国間の議論に基づいて取り扱いが規定されるであろう状況を鑑み、以降に定められた脱退規定において、脱退条件等(例として、脱退通告から有効となるまでに猶予期間が設けられるなど)が定められた場合、*国連からの要請があれば、これを十分に配慮する意思があることも併せて表明する。
(*加盟国間の議論や規程の整備に相応の期間を要するであろう事を考慮し、この通告からF歴で3年間を、要請に配慮する期間とさせていただきます)

——————————————-

セニオリス共和国に対する物資輸送に関連して、共和国への処分決議案が安保理において採択され、総会に議題として提出されたその「執行手順」は、類似の事象(特に秋津国に関連する)に対して安保理が処分対象国に対して行なった手順と明確に異なるものであり、結果として、安保理が、我が共和国の主権国家としての地位を軽視して、尊厳を貶めた事は許されないことである。
この事について、我が国は、総会(Slack総会非公式討議)において、安保理に謝罪請求する旨表明し、一部加盟国(主として当該安保理事国を中心として)の見解表明や回答に対しても、返答の中で繰り返し説明した。
しかし、安保理は我が国の請求に対して、その審議すらも行わない対応を取った。
共和国政府は、国連憲章の精神、すなわち国連組織を軸とした国際協調の中で、世界の平和と安全を保ち、世界人民の福祉を増進することに賛同し、これを尊重してきた。しかし、国連の主要な責任を負う安保理が、その構成国の政治目的の為に、組織の規範を恣意的に解釈、運用して、各加盟国を不平等に扱う現状は、共和国にとり、国連との協調機会を奪うものである。今般、国連に対して脱退通告をしなければならなかったことは、共和国政府としても、苦渋の決断であり遺憾である。

共和国は、処分決議案審議の前提要件としての執行手順の不当性を訴える立場から、これに対する謝罪が行われるまでは、処分決議案そのものに対する見解、賛否表明を実施しなかった。
遺憾ながら国連脱退を通告することになったが、引き続き相互対等を軸とした友好平和外交を推進する立場と、国際社会の一員としての責任から、既に総会で採択された処分決議案に対する見解を明らかにしておきたい。
共和国によるセニオリス共和国への物資輸送は、セニオリスにおいて「救国評議会」による権利侵害行為が停止され、正当な政府の機能回復を確認した上で、人道上緊急の必要性を認めて同国に資金他物資の輸送を行ったものであるが、これがS/RES/32を踏まえての事前通告又は解除要請の必要性を否定するものにはならない。セニオリスにおける人道上の緊急性を考慮しても、S/RES/32に留意し、早期の解除要求を提起するだけの猶予はあったと認識する。よって、共和国によるセニオリスへの物資輸送行為は、加盟国としての義務に違反するものであって、国連組織の秩序を維持する上で、相応の処分を科すべき事案である。共和国政府は、当該決議違反行為について、国際に対し、謝罪の意を表明する。
国際機構に所属する中で、このような手順の逸脱が起きぬよう、政府、外務省を中心に、原因究明に努め、然るべき処分と再発防止策を実施していく所存である。

共和国は、今後とも相互対等を軸とした友好平和外交を汎く推進するものであり、国連加盟国、非加盟国を問わず、健全な協力関係を土台とし、国際の福祉向上を図っていくことを改めて表明する。

——————————————-

フリューゲル暦981年5月下旬(35331期)

フリューゲル国際連合 ヴェールヌイ社会主義共和国政府代表部常駐代表
シュロイメ・ミルヌイ

宛:フリューゲル国際連合 事務総長閣下/事務局/安全保障理事会