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返信先: フリューゲル国際連合総会通常会期

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#635

レゴリス帝国政府は各議題に対して下記の如く賛否を表明します。

・フリューゲル国際連合初代事務総長の任命(カルセドニー)
 これについては提案国たるカルセドニー国連大使が提示されたフローで問題ないと考えます。
 尚適当な候補者が立候補含め現時点において見つからなかった為、我が国から具体的な推薦等を行うことが出来ないのが非常に残念に思います。他の国連大使の皆様のご意見等を拝聴しつつ、改めて検討等させて頂きたく思います。

・フリューゲル国際連合本部所在地の策定(カルセドニー)
 これについては我が国からの候補地の自薦は現時点においては御座いません。他の国連大使の皆様のご意見等を拝聴しつつ、改めて意見表明等させて頂きたく思います。

・普蘭合衆国の国連加盟に関する問題の議論(ミルズ)
  ミルズ国連大使の提案された決議に反対致します。
 現在彼の国は鎖国体制、詰まる所国際社会との連絡が取れない状態となっております。一方の当事者たる彼の国がそのような状態であるにも関わらず、もう一方の当事者の一員が欠席裁判の如く一方的に決議を行うことに大いに違和感を覚えます。
 また、既にローレル国連大使が仰られているように、普蘭合衆国はFUNの起草委員会から既に脱退しています。詰まる所鎖国前はFUNへの加盟への意思を取り下げています。
 そのような現状の中に於いて、彼の国に対する加盟国の地位付与は不適切とする旨の議決を行うことに意味があるとはあまり思えません。
 無論鎖国解除後に翻意し加盟申請を行うやもしれませんが、それはその時に改めて理事会・総会等で議論すべきであって、今決議まで出して行うべき議論だとは考えられません。
 従いまして、我が国としては前述の通りミルズ国連大使が提案された決議に明確に反対致します。

  っと、カルセドニー国連大使が本議論について意見を述べられたので追加補足致します。
  まずは「正当性を立証していないという指摘は宣戦布告直後から行われており、普蘭合衆国は今に至るまで(11ヶ国共同声明が出て以降も)それに対する明確な反論を行っていない。」
 「普蘭合衆国が意見表明を行うための時間は鎖国実施以前に十分与えられており、それらの事から普蘭合衆国に自らの立場表明を行う意思が無い」という指摘についてです。
 時間が与えられたにも関わらず立場表明をしなかったのだから自らがそれ(宣戦布告の正当性の立証)を放棄しているに等しい。というのがカルセドニー国連大使の主張であると見受けられましたが、これは少々傲慢過ぎるのではないでしょうか?
 少なくとも彼の国は11カ国共同声明発出以前に於いて、国際談議場(PL注:Slack)内の一つの談議場(PL注:告知投票用チャンネル)でライン共和国に対する宣戦布告に関する報道記事を掲載しています。
 また非公式ではあるものの、問題解決に向けた協議の場で立場表明を行ったとも鎖国前の普蘭合衆国の外交官から聞いております。これについては真偽の程は不明ではありますが。
 であるからして、普蘭合衆国はある一定の立場表明を行ったのではないか、と我が国は考えております。
 無論、11ヶ国共同声明参加国の皆様が立場表明だと認められる水準のものではなかったかもしれませんし、11ヶ国共同声明、そしてそれに対して我が国とロムレー湖畔共和国と共同で発出した声明に何ら公式的な反応を示さず鎖国に至った事は非常に残念に思います。然しながら、だからといって一方の当事者が不在の中、もう一方の当事者が勝手に問題解決に向けた道筋を決め、それを国連決議として俎上に載せるのは倫理的・道義的に如何なものかと我が国は考えます。
 尚、本意見はあくまで国連決議に於けるミルズ案を否定しているのであって、11ヶ国共同声明を否定している訳ではないという事を念の為に明記しておきます。
 
  次に、「FUNの正当性なき戦争行為の否定という理念を国際社会に強く示すという意味では十分有意義なものである。」という指摘についてです。
 これについてはFUNの理念を強く示す良い機会だという認識なのでしょうが、一方で加盟国外の国家に対してある種の強制力を有する決議を行うという側面もあります。そういった重い性質を含む決議案である事を加盟国の皆様は考えるべきでありましょう。

 この問題は双方の当事者がいる状態に於いて審議されるべき問題であり、一方の当事者が勝手に色々決めて良い問題ではありません。でなければ問題の解決は愚か、双方の当事者の関係修復の機会も永遠に失われてしまいかねないと考えます。
 従いまして、加盟国の皆様に於かれましては、その点を含め、慎重に検討した上で賛否を表明して頂けたら、と我が国は考えます。
 
 あと、ちょっと言いづらいのですが、ミルズ国連大使が出された決議案の内容の一部、「(a)普蘭合衆国が正当性を立証しないまま普蘭合衆国に対して宣戦布告を行ったことを認めること。」なんですが・・・。これ、「普蘭合衆国に対して」の部分は、「ライン共和国に対して」では無いでしょうか………?

・フリューゲルにおける国際法基盤を整備するための各種条約を作成する常設起草委員会の設置(カルセドニー)
 これについては賛成します。
 一方で、フリューゲル全てに存在する国家がこのFUNに加盟しておらず、更には原加盟予定国の中においても批准等が成されないが為に加盟できていない現状、常設起草委員会が作成し総会に於いて採択される条約或いは宣言の類い確かな効力があるとは言い切れないのでは?という疑問もあるということも併せて表明致します。

・安全保障理事会の発足に関する暫定措置(カルセドニー)
 カルセドニー国連大使が提案された内容で問題ないと考えます。従いまして賛成と致します