目次
サンシャ独立国
情報 | 内容 |
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国名 | サンシャ独立国 |
首都 | カヒ・オモラナ・オ・ヌイ特別市 |
英名 | Independent State of Sansha |
国家元首 | タリト=イワンディー=グアニャン大酋長 |
政府主席 | イワン=ウィラ=クリア首相 |
主な通貨 | 特約付き定額無記名サンシャ政府国債 |
概要
サンシャ独立国(Independent State of Sansha)、通称サンシャは、ウナイ島及びその他の小島を領土とする立憲君主制国家である。フリューゲル暦855年5月2日に成立。
国名
正式な国名は、「偉大なるパパ神がお作りになり、ロノ神によって作られた祝福された土地であるウナイを神に啓示を受けた大酋長が統治する国家」である。
地理
サンシャ独立国の国土全体は、サバナ気候に位置する。
政治
大酋長が憲法上規定された儀礼上の権限のみの国家元首を務める立憲君主制国家である。実際の大酋長の交代は、大戦争(カウア・ヌイ)と呼ばれる部族・地域コミュニティ間の抗争によって行われる。
実務を務めるのは、政府主席である首相が行う。首相は各部の長官を任免する権限を有し、首相と長官たちの内閣は議会に対して連帯してその責任を負う。
行政機関
サンシャは、内務部・財務部・国務部・国防部・司法部の5部から中央行政機関が構成されている。各部が担当する業務は、企画立案に限定されており、実際の多くの業務はエージェンシーと呼ばれる専門機関によって細分化されて行われる。
部 | 業務 |
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内務部 | 国内の通信政策から警察業務、果ては教育政策までを幅広く担当する巨大官庁。 |
財務部 | 予算案の作成と徴税業務を担当する。脱税等を取り締まる経済警察を保有する。 |
国務部 | 外交使節の派遣や外交政策の立案を担当する。外国語学校を研修機関として持つ。 |
国防部 | 国防政策の実施とサンシャ独立国軍の日常運用を担う。 |
司法部 | 矯正機関の運用や法律案の作成、選挙違反までを担当する。 |
立法機関
現在のサンシャには2院制の立法機関が存在する。各地の酋長と大酋長が任命した64人からなる上院の立法会議と民選で選ばれた138人が構成員を務める下院の民衆議会から編成される。上院議員は心身の故障による辞意の申し出がない限り、終身でその地位を担う。下院議員は任期を10年。
下院である民衆議会の権限が、立法会議よりも優越した地位を有している。しかし、外交協定の批准や首相の不信任決議は専ら立法会議の専権事項とされている。また、下院が開会されていないときには暫定的に立法会議の決定だけで法律の制定等を行うことができる。
司法機関
大酋長が名目上長官として務めるオラキ・ヌイ(大法院)が頂点となるピラミッド型の司法機関構造となっている。ただし、実際に長官を務めるのは裁判官の互選で選ばれた裁判官ものが、大酋長からマタラヒ・マナ・テテ・オ・フリ(大酋長陛下の正義の代理人)として任命される。下位機関として、第二審にカフア・オコ・ア(高等法院)、第一審がラキ・キア・ア(酋長法廷)である。軽犯罪や私人間のトラブルを対応する制度としてホ・オヒ(和解/調停)と呼ばれる住民が裁判官を務める制度が存在する。
下級審であるラキ・キア・ア(酋長法廷)でも、マナ・テテ・オ・フリ(酋長陛下の正義の代理人)を管轄内の住民の選挙によって選出されたものが任命される。
政治分析
現大酋長であるタリト=イワンディー=グアニャンは、他の部族をまとめ上げ経済開発に成功した。その一方で、ナ・マカアリ・リ(酋長の子供たち)と呼ばれる被支配者層における急速な経済格差の進行によって従来のような権威を誇る存在ではなくなりつつある。しかしながら、多くの住民は素朴な尊敬の念を酋長たちに向けている。酋長たちがあまりにも住民の期待を裏切る行為をしなければ、当面の間こうした政治体制に大きな変化をもたらすことはないだろう。
文化
サンシャの国民は、アリ・リ(酋長)地域共同体ないし部族の指導者層とナ・マカアリ・リ(酋長の子どもたち)という一般層に二別することができる。アリ・リは世襲であることが多いものの、一部例外も存在する。
外交
大酋長は、内閣の助言と協賛のもとで条約を締結し大使を任免することができる。
駐在大使一覧
国名は順不同。
氏名 | 受任国/組織 | 紹介 |
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ティピエネ=アカラナ=ワラカ | ストリーダ王国 | 国務部外語学校速習課程修了後、国務局勤務。外交官として複数の国で勤務の後現職。 |
パイティ=モニア=カレロ | レゴリス帝国 | アルヴィドソン工科大学電気・情報工学部卒。卒業後、同国内の民間企業で勤務の後、現職。 |
ワィアピ=タイマニャ=ワラカ | カルセドニー社会主義連邦共和国 | カーネリアン大学で政治学について専攻。卒業後、貿易振興協会で国際協力部門で責任者を務めた後に現職。 |
パウアウ=ニンギ | ヘルトジブリール社会主義共和国 | ミッテルラント大学教育学部卒。卒業後、教育部にて初等教育計画の策定に従事。863年から現職。 |
ヘリコー=タルマニア | ヴェニス株式会社統治領 | ナールングドルフ工科大学経営管理学部卒。国営鉱業会社で資源管理業務に従事後、現職。 |
ウルウェラ=タランギ=ワヒ | ロムレー湖畔共和国 | ロムレー大学外国語学部卒。卒業後、国務部でロムレー・ミルズ・レゴリスで勤務の後、現職。 |
マリロ=へランギ(臨時代行大使) | ミルズ皇国 | 国務部外国語研修所を修了後、ミルズ皇国内の大学で研究。卒業後、会計管理局勤務。国務部に配置換えの後、864年3月より大使の召還のため、臨時代行大使に就任。 |
パラウェキ=イウィ=ピカリ | ロシジュア平和連邦 | サイベリア大学工学部卒。卒業後、酋長院で国内における効率的な高圧送電網の立案に従事した後、現職。 |
タヒワァイ=アレパタ=マロシア | フリューゲル国際連合 | 国務部外語学校速習課程修了後、国務部勤務。駐ミルズ皇国大使館で総領事を務めた後、国務部で国際協力課課長。863年から現職。 |
記載のない国については上記に上げた大使が兼務をしているか、国交がありません。