成蘭王国政府を代表し、国王として、各国政府や各国市民に向けた声明を公表する。
かつて、成蘭連邦王国は世界における工業大国として名を馳せたが、経済不安を契機とした大規模な犯罪活動により、滅亡した。その後、成蘭連邦王国の統治下にあった地域は、それぞれの生活を営んでいたが、この度、成蘭王国の地域において、統一政府の成立を遂げた。
なお、わが祖国の王族は、すべて、レゴリス帝国に亡命することとなったが、それでも、王族と血縁関係にあった者全てが亡命に成功したわけではない。
脈々と血を受け継いだ一部の王族は、成蘭連邦王国の国王家の正統な後継者である。彼らを、新たな政府における国王家として構成し、新たに、国家としての歴史を歩むととした。
今後、レゴリス帝国に亡命した王族の帰国をどうするかも含め、検討していく所存である。
各国におかれては、友好親善関係を結んでいただき、ともに成長していければと考えており、引き続き、外交努力を重ねる予定である。
〔以下、王国外務省発表〕
1 成蘭連邦王国の外交関係は継承しないが、両国の合意の下、従前の関係をベースとした新たな関係を構築することはむしろ歓迎したい。
2 成蘭王国以外の領域〔東和共和国など〕については、現在も、そして、これからも干渉する意思はなく、それぞれの自治に委ねる。
3 1の例外として、我が国の王族が居住するレゴリス帝国とは、外交関係を開設し、王族の帰国問題を協議することを希望する。
4 現存する国際組織について、随時、協議しつつ、我が国の方針と反しない限りで、積極的な参加を希望する。
5 「ひこにゃん」は不可侵である。外国人を含め、その生命を侵す・危害を加えた者は、我が国法令により厳罰に処せられることを周知する。
以 上