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ナルガ自治政府 ヴェールヌイとの開発支援協定に批准

ジョセフ・ボーダー代表の手腕か、それとも

ヴェールヌイ社会主義共和国は、ナルガ島開発と統治を担うナルガ自治政府に多額の資金とコモディティの支援を決めた。これによりさらに国土開発、鉱山整備、主要産業の大規模工場建設計画などが前進していくと考えられている。今回の開発支援協定を主導したのはヴェールヌイ政府側だ。ナルガの民をまとめ、いざ国際社会へ貿易と対話の歩みを進み出した自治政府であったが、大国による接近で国際外交の荒波に揉まれている状況だ。資源や貨幣を通した間接的な支配に繋がるのではないかと懸念する所もある。しかし、その懸念は杞憂に終わりそうだ。「ヴェールヌイ社会主義共和国及びナルガ自治政府の両国は、内政不干渉の原則及び対等な友好関係の構築を望み」との文言が協定内容の中に含まれている。これはヴェールヌイ政府からナルガの民に向けての国際社会への参加を歓迎する態度としての表明なのではないだろうか。歩み始めた小国に対等を謳ってくれるヴェールヌイとはなんと紳士的で格式のある国家なのだろうかと感服する。

ヴェニスの投資家か、ヴェールヌイか。

ナルガ自治政府への多額の支援は、開発支援協定を締結したヴェールヌイだけではない。もう一つ大きな出資者が存在する、ヴェニスの投資家達だ。その投資家達は既にナルガ自治政府に対して90兆Vaもの資金を投下しており、資材やウラン鉱山開発の技術者も派遣し指導する程の力の入れようである。水面下で上層部との接触も始まっている中でのヴェールヌイとの開発支援協定はヴェニスの投資家達にとっては思いがけない話かもしれない。ナルガ自治政府はヴェニスとヴェールヌイのどちらと更に深い関係を築くのかは今後の展開次第ではあるが、差し当たり両国間と上手く付き合っているように思える。

By El Cavanya

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