対セニオリス貿易解禁
977年3月、安全保障理事会にてセニオリス禁輸解除決議が全会一致で採択された。972年3月から5年ぶりにセニオリス向けの定期貿易が解禁されたことを受けて国内では燃料危機の収束を予想し、安堵の声が聞かれた。複数国による禁輸措置・勧告違反疑惑やルクスマグナ共和合衆皇国(新ミルズ)による解禁反対活動など稀に見る大混乱に見舞われた会合であったが、最終的に採択される運びとなった。国内でも議論継続中の天別両国に対する制裁決議の結果は注目を浴びている。
セニオリス禁輸違反、政局への影響は微小か
976年5月、政府主導でセニオリス共和国へ復興支援物資(資金100兆Vaと建材2億t)が輸送された。これに対し、安全保障理事会では「決議違反だ」として各国から批判が集中、先んじて復興支援を行っていた別国も含めて国連大使が謝罪と説明を行ったものの、決議違反となりなんらかの制裁を受けることが確定している。
外務省長官は記者会見にて各国からの批判に対するコメントを求められ「形式的な違反というご指摘はそのとおりであるが、資金援助は必要だった。制裁については受け入れる用意がある。」と国民に対して理解を求めた。
977年1月のアズリール県地方選挙では与党ジブリール社会党が前回同様に議席の過半数を獲得しており、燃料価格が市民生活に影を落とす中、禁輸違反に対する市民の興味は薄いとみられる。同年3月、衆議院評議会で民主党・無政府共産党が議長不信任決議を提出するも社会党国連派議員の取り込みに失敗し、反対多数で否決された。
国防軍の一部が駐屯地へ帰還
SSS(セニオリス・スラヴ国)による天国国内への攻撃は同組織の軍事力壊滅により途絶え、ミラ大統領を元首とするセニオリス共和国が復活したことにより、国防軍の戦闘待機命令が徐々に解除されている。976年初めには各地で余剰弾薬を用いた大規模な軍事訓練が行われた。
産業省、銀需給バランスを発表
975年、産業省は世界全体の銀の消費・採掘量を発表した。銀の総消費量は29.75t、総採掘量は29.90tとなり、消費量を採掘量で割った需給指数は0.995となり、前回の需給調査でみられた銀の過剰供給は収束したとの見解を示した。
977年現在は複数の新興国が建国宣言を行っており、今後も需給バランスの変化が予想される。
超天政府、複数回の会合を実施
974年~975年、政府関係者がロシジュア政府と複数回にわたり会合を行っていたことが政府関係者からの話で判明した。会合では975年10月にロシジュア政府が発表した「宇宙花嶺プロジェクト」や「国内経済振興」に関して話し合いがされており、両国の国家方針についても話し合われたと見られる。976年には工業庁元職員や外務省官僚が ロシジュア 政府施設へ頻繁に出入りしており、同国の工業政策や連邦改革を協同で実施しているとみられる。
その他
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