メニュー 閉じる

【社会】「政党会無くして独立は不可能」市民の発言が波紋を呼ぶ ほか

942年4月27日付ミルズ地域統治委員会広報〈ミルズ通信〉

【社会】「政党会無くして独立は不可能」市民の発言が波紋を呼ぶ

4月25日に行われた『独立に関する市民集会』でのある市民の発言が波紋を呼んでいる。
市民集会では「ミルズ地域の独立に関する方策」についての意見交換が行われていたがその議論の最中ある市民が「政党会なくしては独立は不可能である」と発言したことで集会場内は騒然となった。その後の議題は政党会の是非に移ったが政党会自体が政治的に不安定な存在だったことで議論は白熱し「皇がいなければ政党会は問題なく政治を行えるはず」派「皇国なのだから皇は必要皇を男子直系に制限し象徴君主としよう」派「政党会も皇もいらない、市民から人材を探して政治を行おう」派が激論を繰り広げた結果深夜0時を回っても決着がつかなかったため結論を出さぬまま集会は終了となった。
文責:リアス・ジェファーソン(Rias Jefferson)ミルズ地域籍

【社会】最高執行官再度不在に、地域の安定は可能か

 940年12月下旬にポールソン・ヨーゼフ・ゲッベルス第8代最高執行官(ヘルトジブリール社会主義共和国)が退任し、ミルズ地域統治委員会第23号決定に従いミルズ地域は再び最高執行官が不在となった。近年のミルズ地域の内政は最高執行官の迅速な決定に依るところが大きく、既に最高執行官不在の影響が出始めている。
 例えば、935年頃に発生した巨大隕石災害により失われたレゴリス帝国軍駐屯地は現在に至ってもいまだ再建されておらず、ミルズ地域の治安維持は残る4部隊(カルセドニー軍3部隊、ヘルトジブリール軍1部隊)によって行われている。地域内ほとんどが無人の森林地帯となっているミルズ地域の治安維持は現在の4部隊でも過剰なほどであるため、具体的な問題が発生したとの声は聞かないが、本来同盟理事国3ヶ国の共同で行われている平和維持活動がこのような形になっていること自体が問題であるともいえる。
 また、(15,13)地点に所在するカルセドニー軍駐屯地は周囲6方のうち4方向で海に面しており、ミルズ地域南方海上で油田開発が行われている関係上極めて脆弱な状態にある。933年1月中旬に当時のケレス・モリオン第7代ミルズ地域最高執行官(カルセドニー社会主義共和国)はこの施設を安全性のため内陸に移設する、ミルズ地域統治委員会第21号決定に基づく開発の実施を早急に行うよう求めたが、現時点においてこれは実施されておらず、最高執行官が不在になっている以上催促することも容易ではない。既に駐屯地に隣接する地点で油田が発見されており、カルセドニー軍は爆発を想定した訓練を行っているとされるが、安全管理上の問題は明らかである。
 ミルズ地域はここ数十年比較的安定しており、当初は困難ではないかと指摘されていた木材の定期輸出もミスなく回っていることから、ミルズ人の行政能力は向上しているとの声もある。ミルズ地域の自治権拡大を検討する時期に差し掛かりつつあるのかもしれないが、その場合に「安全弁」となり得る最高執行官の任命について統治委員会がやや消極的なのは改善点であろう。
文責:ラハン・トリディマイト(Raqhan Tridymite)報道局長 カルセドニー社会主義共和国籍

【社会】政党会復活?政治第一?ミルズ地域市民の意外な一面

941年12月25日、毎年恒例となっているクリスマスイベントが開催された。場所は天国軍駐屯地を取り囲むメインストリートである。露店では近場で採れたメープルシロップや果実から作ったブッシュドノエル、シュトレーン、チーズケーキなどが振る舞われた。そんな中、私達は冬の甘味の虜となっているミルズ地域の市民に行政機構の不手際が散見されるミルズ地域の問題点について取材を行った。
取材結果は以下の通り
・レゴリス軍駐屯地の再建及び開発計画が大幅に遅れているのは統治委員会の指揮系統が正常に機能していないことの明確な証拠であり、改善すべき(36歳/男性/天国軍関係者)
・もっと、新しいやり方を考えるべき。いつまでも過去のやり方にこだわっているのが問題。政党会とか。いつのはなしですか?(28歳/男性/林務部関係者)
・フュンフターモーナントちゃん単推しです。(29歳/男性/農務部関係者)
・政党会は絶対必要。皇国なんだから皇も復活すべきだ。あの頃は良かった。(49歳/男性/無職)
・天国軍駐屯地はどこ?あそこの角を右に左折して、突き当りをUターン…ありがとう。(99歳/男性/無職)
・主権はないけど統治領になってから給料10倍以上増えたし、私はこのままがいいですね(34歳/男性/貿易局)
・ディーツゲンちゃんは俺の嫁!(43歳/男性/林務部関係者)
・木材輸出は維持できているので林業は問題ない、国内開発・駐屯地修復は遅延している。つまり、農林局は問題ない。国内開発の部署は…あれ、ない?(25歳/女性/林務部関係者)
・ゲーリングとゲッベルスのカプみたい…みたくない?(31歳/女性/流通部関係者)
・やる気を出せば何でもできる!やる気が無いのが問題だ!!(77歳/男性/動力部関係者)
総評
今日もミルズ地域は平和です。
文責:エーファ・リルケ(Eva Rilke) 編集部長 ヘルトジブリール社会主義共和国籍 

関連投稿