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超天連邦成立 ほか

超天連邦成立

912年5月14日、ロシジュア平和コモンウェルス(以下、超国)とヘルトジブリール社会主義共和国(以下、天国)間で連邦立ち上げに関する憲法(通称、超天使憲法)が発効し、ヘルトジブリール=ロシジュア超越天使国家共同体コモンウェルス(以下、超天連邦)が成立した。

連邦は過半数を超える国民の宇宙移民と工業規模、商品輸出量減少による経済力、外交的影響力の減退に悩む工業国である天国と国土開発と外交力強化、資源確保を目指す新興工業国である超国の双方が相互補完することを主目的としている。
そのため、連邦政府の権限は安全保障や政治的腐敗の予防など必要最小限に留まっており、邦構成国政府の権限に関する制限を最小限とすることで、各構成国政府における自由度が十分に担保されている。これにより、加盟により一定の制約を受けるSSPactとの差別化が図られているようだ。


連邦は原加盟国である超天両国だけでなく他国の参加も可能とされており、連邦参加国が増える日も来るかもしれない。

第一回連邦選挙実施される

913年12月13日超天連邦第一回連邦議会選挙及び大統領選挙が行われ、超国出身のソフィア・ロシジュア・プライアーナ氏が初代大統領に就任した。

彼女は超国の前流通ソシアート代表の32歳、同国で急速な工業化が進む沿岸地域での流通網建設に貢献した。その後、商品管理部長を経て流通ソシアート構成員、物流ソシアート代表を歴任、超天両国の工業提携の功績に寄与したとして両国で多くの支持(超国76%、天国59%)を受け当選した。

ソフィア大統領は就任後の議会演説で
「連邦の各構成国政府の政治的自由を最大限確保するとともに、適切な協力関係を築いていく。また、連邦の安全保障や統治体制を能力を最適化するために連邦保安隊の装備更新、任務追加を随時行っていく。」
と述べ、既存勢力である連邦構成国政府との協調と安全保障体制の強化に意欲を示した。

天国衆議院選挙が行われる

915年1月15日、宇宙移民との分離後、初の衆議院選挙が行われた。結果は全500議席中、ジブリール社会党が190議席、フリューゲル民主連合党106議席、超越党86議席、ガトーヴィチをぶっ壊す党57議席、民主党34議席、烈国融合党10議席、共産党8議席、帝政党5議席、文章会4議席となった。

建国以来、単独与党であったジブリール社会党が過半数を大きく割り込み、約4割の議席に留まった。それにより、ジブリール社会党、フリューゲル民主連合党
による連立与党が成立した。一方でより一層の民主化(社会民主主義)を掲げるフリューゲル民主連合党が約2割、連邦体制の強化、維持を推進する超越党は1割7分の議席を確保した。反ガトーヴィチのみを掲げるガトーヴィチをぶっ壊す党も1割の議席を確保し、報道陣の注目を浴びた。

国家評議会議長にレイラ・ローレライが就任

915年1月15日、第7代国家評議会議長にジブリール社会党よりレイラ・ローレライ(Leila Loreley)が就任した。就任時の記者会見では前任のアイズナー議長の方針を引き継ぎ、国内の工業を主体とした経済体制の維持と林業による建材生産、環境に配慮した政策の継続を明言している。

また、労働需要に対する労働人口の余剰があるに関して、社会保障費を削減することで減給せずに全国民(希望者のみ)の週休4日制を確約し、実現させたことで若年労働者層を中心に強い支持を得ている。

アイズナー議長、宇宙へ旅立つ

916年8月8日、前国家評議会議長のアイズナー・エアストフルト氏を載せた高速宇宙船がフリューゲルを旅立った。
連邦立ち上げや諸問題の対処により本来の予定を5年以上過ぎてフリューゲルに滞在して政務を行っていたが、新議長就任から1年以上が経過してその任を完全に終えたようだ。


彼女はその容姿から就任当初はその手腕を疑問視されていたが、旧セニオリス地域への対応、商品生産量、輸出量の拡大、宇宙移民の合意や連邦立ち上げなど様々な功績を成し遂げた。フリューゲルの国民からは「宇宙移民には反対だったが、彼女は良い指導者だった。また帰ってきて頂きたい。」との声が多く聞かれた。

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