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【災害】キエフィア島の巨大不明生物まとめ

巨大不明生物の空撮写真(6月5日撮影)

※本まとめは、913年5月下旬~7月初旬にかけてロシジュア平和コモンウェルス領内で猛威を振るった、巨大不明生物災害に関しての報道ソシアートによる報道をまとめたものである。

【速報】キエフィア島に巨大不明生物

報道日付:フリューゲル暦913年5月29日午後1時

 5月29日正午ごろ、ロシジュア本島の北西に位置するキエフィア島の自然都市群ζブロック付近の渓谷から突如として巨大不明生物が出現した。以前アーコロジー区域に出現した生物と同一種であるかどうかは未確認。現地の総督府は直ちにキエフィア島への新規上陸の中止勧告を行うとともに、自然都市群滞在者の避難誘導を行っているという。

【速報】広い地域で大きな揺れ

報道日付:フリューゲル暦913年6月2日午前9時

 6月2日午前9時ごろ、ロシジュア本島など広範な範囲において大地震が発生。地震の規模を示すマグニチュードは6.2だった。住宅地や研究施設が倒壊するなどの被害が報告されているほか、首都ツァリアクラートでも地響きが観測された。家屋を失うなどの実害を被った人々は現在避難キャンプでの生活を余儀なくされている。直前に出現し現在もなおキエフィア島を徘徊している巨大不明生物との関係性は不透明。ただし、地震波観測の数分前に当該生物が目を見開き、尾とみられる器官を虹色に輝かせ、地面に突き刺す奇妙な行動を取る姿が目撃されている。

【速報】不明生物εブロックに至る

報道日付:フリューゲル暦913年6月5日午後7時

 フリューゲル暦913年6月5日午後4時ごろ、巨大不明生物は自然都市群εブロックに到達。既に自然都市群全域での避難は完了していたが、当該生物が尾とみられる器官を虹色に発光させながら振り回し、分譲マンションを破壊する姿が報道ソシアートのヘリカメラに捉えられてライブ中継され、ロシジュア全土に恐怖を振りまいた。これに対して中務ソシアートは同日午後6時、巨大不明生物の駆除のため連邦保安隊への出動要請を行ったと発表した。

なお、報道ソシアートは巨大不明生物のヘリカメラによる空撮は危険との結論に至り、以降はキエフィア島各所に設置した定点カメラの写真・映像を用いて報道を行うこととした。

【速報】アーコロジー区域から飛翔体

報道日付:フリューゲル暦913年6月8日午後6時

フリューゲル暦913年6月8日午後3時、ロシジュア本島南東に位置するアーコロジー区域の統治者であるエウフェミア委員長が緊急会見を行い、キエフィア島における巨大不明生物被害を食い止めるため、対巨大生物用ドリルミサイルを発射すると発表。会見から2時間後の午後5時、アーコロジー区域西端よりミサイルと思しき飛翔体が飛び立った。技術ソシアートの大気圏監視システムによれば、飛翔体は上昇を続けて成層圏を通過。約8分後にキエフィア島εブロックへと落下して巨大不明生物に命中、当該生物は咆哮ともとれる鳴き声を発した。これを受けて中務ソシアートは声明を発し、巨大不明生物駆除を支援したいという気持ちは理解できると断ったうえで、アーコロジー区域統治委員会から何の連絡も受けていないこと、もし本島へ誤って落下すれば惨事となることなどを述べ、苦言を呈した。本島政府から半独立した自治が行われているアーコロジー区域では巨大不明生物が過去に二度出現して多大な被害を受けており、更なる巨大生物出現に備えた防衛設備の開発・配備が独自に行われていたという。

【速報】ドリルミサイル、二発目の発射

報道日付:フリューゲル暦913年6月18日午後2時

 フリューゲル暦913年6月18日午後1時ごろ、アーコロジー区域より再び飛翔体が打ち上げられた。先日に発射宣言され、実際に発射が確認された対巨大生物用ドリルミサイルと同じものと思われる。二発目のドリルミサイルは一発目と同様に成層圏を通り、キエフィア島の自然都市群εブロック南西の森林を徘徊中の巨大不明生物めがけて落下したが、着弾の直前に当該生物が尾とみられる器官を虹色に発光させて振り回すと、ドリルミサイルは未知の力で跳ね飛ばされて付近の森へと落ちた。直後に開かれた緊急会見の中で、エウフェミア委員長は「不明生物の一刻も早い駆除を望んだ結果」とし、二回のドリルミサイル発射を是とした。

【速報】不明生物により森林が壊滅

報道日付:フリューゲル暦913年7月1日午後3時

 フリューゲル暦913年7月1日午前6時ごろ、巨大不明生物は北方へ移動し、より深い樹海へと突入した。当該生物はその後目立った動きを見せなかったが、同日午後2時ごろ、尾とみられる器官を虹色に発光させると、先月2日の大地震の直前に行ったように地面に突き刺す動きを見せた。約3分後、巨大生物監視用の定点カメラが大きく揺れるほどの地震がキエフィア島で起こった。地震の規模を示すマグニチュードは6.7を記録した。キエフィア島は滞在者非難により無人状態であったため人的被害はなかったが、島全域に渡って地面が隆起する現象が発生、これによりキエフィア島の森林は壊滅状態に陥ったと推測されている。この災害により報道ソシアートが設置していた定点カメラ全機が破損したため、巨大不明生物の動向を民間へ映像で伝えることは困難となった。

対して中務ソシアートは同日午後3時、バラ園の協定に基づいたロムレー湖畔共和国への支援要請を行った旨の声明を発した。発足直後の連邦保安隊は初動が遅れており、同部隊のみでは早期の巨大不明生物駆除は困難だと判断されたためと思われる。

【速報】衛星レーザー発射 不明生物の駆除が完了

報道日付:フリューゲル暦913年7月3日正午

 フリューゲル暦913年7月3日正午、ロムレー湖畔共和国の所有する軍事衛星より巨大不明生物に向けてレーザーが放射され、巨大不明生物は無力化されたとの発表が、中務ソシアートよりなされた。中務ソシアートによれば、駆除作戦の成り行きを監察するため急遽設置された特殊定点カメラに収められたとされる事の始終は以下の通りである。

 レーザー放射を察知したと推察される当該生物は、虹色に発光させた尾とみられる器官を高速で振り回し、直後に到達したレーザーを防いだように見えました。しかしおよそ8秒後に尾とみられる器官の融解が始まり、レーザーが当該生物の胴体部分を貫通。ここであまりの光量と熱量により監視用の定点カメラの映像が乱れて途切れたため、以降の顛末について我々は確認しておりません。ただし、付近に展開していた海上部隊により咆哮らしき音が確認されています。レーザーはその後約20秒間に渡って照射され、この時点で巨大不明生物は絶命したと思われます。直ちに投入されたヘリカメラにより、不明生物の残骸だと思われる黒い炭が確認されています。

 中務ソシアートは「巨大不明生物の駆除完了を確認し、本事案の終結を宣言する」と会見を締めくくった。中務ソシアートは倒木の回収と植林、自然都市群の再編成などの復興計画を可及的速やかに提示するとしている。同時期にロシジュア本島などに被害をもたらした大地震と巨大不明生物の関係についても調査中とのこと。

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