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第44回地方院選挙実施 ほか

905年12月9日付

第44回地方院選挙実施 社民共闘の評価分かれ

905年7月、任期満了に伴い第44回地方院選挙が行われた。
トルキー労働党が地盤とする選挙を迎えるに当たり、与党の第一党と第二党である社会民主党と共和人民党の合流協議が話題となった。
これは894年9月の人民院選挙における労働党の19議席獲得と共和人民党の13議席喪失という厳しい結果である。双方の組織の統合を受け、双方が抱える地方基盤という弱点を克服した上で労働党に対抗する大政党を作り上げようという政界再編の構想である。
これまでも選挙に於いて両党は地方での基盤の弱さが指摘されてきており、国政与党としての勝者の流れに異変が見られようやく本腰が入れられた格好だ。
しかし順調に思われた交渉であったが、終盤に差し掛かって地方組織の具体的な合流などでの問題点が浮上。組織合流に時間的余裕を持つべく次回選挙は社会民主党に候補を一任するという折半案も出たものの、最終的に両党の独自性を重視する声や共和人民党の右派議員からの反対の声を受け、相互推薦と候補者調整の確認に留めることが決定された。選挙半年前における急速な流れであった。

以下に選挙結果を掲載する。

★は県政与党、-は不出馬
(TİP:トルキー労働党、SDP:社会民主党、CHP:共和人民党、AP:公正党、KP:共産党、Ye:緑の党、KDP:クルディア民主主義党、DMÇG:革命的マルクス主義研究会、YK:緑のクルディア、EET:アルミニア民族共同体)

選挙区TİPSDPCHPAPKPYeKDPDMÇGYKEET定数
アンカラ42006
イスタンベル24006
ブルシ11000★1012
イズマル★74100★012
アンタリア4★2★4★20012
コンヤ★73002012
カイサリ★83100012
マラテヤ★42101★412
カリス★7★2102★0012
ディヤルバクラ23★30★412
ムシュ★6★411★012
エリジラム1★610★3112
5336825145171132

選挙結果は大勢の予想は変わらず、トルキー労働党が4割を超える53議席を獲得し勝利。一方共闘関係を構築した社会民主党、共和人民党は今回の改選対象となった第42期の議席から計9議席を落とす結果となった。

勝利を受けてトルキー労働党幹部は「我々の第四共和制に対する貢献の度合いが評価された」と話した。また”社民共闘”については「共闘とは名ばかりであり、話題作りに過ぎないように感じた。国民は本質を見ているということだ。」と批判した。

一方で社会民主党のエスラ・エヴェレン選挙対策委員長は「減った議席数ではなく、第43回選挙との比較で見て欲しい」と話す。
890年7月の第43回地方院選挙においてはトルキー労働党はその後の891年3月の国家評議会準備委員会を見据え、議席拡大を狙って地方組織をフル稼働。結果として第41期議席を10議席増す大勝を遂げた。
氏によれば今回も前回選挙と同様地方での組織力が問われる選挙になっていたという。
「第42回以前の選挙と第43回以降の選挙は全くの別物だ。前回と比較してみれば我々は11議席分を上乗せする確実な成果を上げている。」
事実、社会民主党は候補者調整の過程において、第42期の現職の一部の立候補を見送っている。当初より議席減を想定とした選挙戦略であったことが伝えられ、社会民主党中堅は「共闘しなかったらもっと悪い結果だったろう。この路線は行ける」と自信を伺わせた。

一方で一部の選挙区においては誤算も生じた。
前回選挙で県政与党としての各地での地盤を活用し17議席を獲得した緑の党は今回は14議席にとどまった。
国政では社会民主党、共和人民党と連立を組む与党第三党であるが、党幹部は第44回での議席減をうけ、「前回議席を獲得したコンヤ県、そして県政与党でもあるイズマル県、カリス県において軒並み議席を喪失してしまった。前回は環境主義政党としての各地での地盤が発揮されたが、今回は共闘に埋没してしまった。今後もこのような情勢が続くとなればせっかくの浸透にもダメージが入ってしまう。」と警戒感を強めた。
一部報道においては共闘により議席減の結果に緑の党幹部が激怒したとも伝えられ、社民共闘にとっての課題となったのは間違いない。

宇宙移住「今後100年以内に」 産業大臣表明

905年10月、ヌーフ・カルカヴァン産業大臣は超長期的宇宙移住計画について、「今後100年以内に移住が行われる見通しだ」と話した。

超長期的宇宙移住計画は100年以上の見通しでフリューゲルを脱出し惑星外の新天地に移住する計画で、ストリーダ王国の宇宙移住を受けて産業大臣が初めて言及。その時期については「国家的変調が起因となるかもしれない」としていた。

カルカヴァン大臣は技術的な面について「イレギュラー打ち上げや定期的な衛星修理などにより宇宙に対する科学的な見地は確実に蓄積されてきており、移住先についても徐々に候補地が絞られてきている。」とし、課題については「今後は全国民を搭載できるための技術面や制度面での改善が焦点となる」と話した。

ストリーダ王国での事例を受けて急激に浮上してきたように感じられる宇宙移住構想であるが、政府関係者によればこの構想は永続国家計画に基づく長期鎖国が行われた720年代より既に検討されていたものなのだという。
「720年代当時の我が国は現在に比べより巨大な産業規模を有した状態であり、その維持のための燃料消費や公務費の増大が度々問題となっていました。それを受け持続可能な経済が模索される中で『フリューゲルにこだわる必要がないのでは』として打ち上げられたのが宇宙移住構想だったのです。」
しかし当時のファルク・ウラス内閣総理大臣はこの構想を実行に移さなかった。政府関係者によれば「宇宙移住に対する見地の不足が無視できないほど大きかった」という。移住する動機はあったものの、実行できる技術がなかったというわけだ。
しかしその後トルキーは823年に開国して以後産業体制の大幅な見直しを敢行し、873年9月にはついにイレギュラーの打ち上げに成功するまでに至った。順風満帆に見えるが、ここに来て再浮上してきた背景には事情があると関係者は話す。
「実は外交の筋では『現状の世界経済体制はそう長く持たない』という噂があるのです。ストリーダ王国は工業超大国でしたが、移住によってサプライチェーンは大きな変化を迎えました。現在主だった工業輸出国は少数の国に偏重した状態ですが、この状態は変化の途上に過ぎず此処から先更に大きな変化が起きるだろうとの噂がある。このさらなる変化において、我が国の経済体制は非常に不利な競争を強いられるのではないかとまで予想されているのです。」

720年代、トルキーは永続的な国家を目指し「長期鎖国」を選択した。10世紀に突入した今、トルキーは再び選択の時が来ているのかもしれない。

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