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ヘルトジブリール・ロシジュアと友好関係構築ほか

【外交】ヘルトジブリール・ロシジュアと友好関係構築 ブロンデル議長の国際協調新外交は功を奏すか
 初代ロムレー国連大使を務めた実績が高く評価され、855年に第14代議長に選出されたディアヌ・ヴァランティーヌ・シビル・ブロンデル女史。国連中心外交・国際協調を掲げる彼女の下で、859年9月にはロシジュア平和連邦とバラ園の協定が、続く860年9月にはヘルトジブリール社会主義共和国と相互不可侵・学術交流条約が締結された。
 これは、ブロンデル議長の掲げる国際協調新外交によるもので、路烈永久同盟によるレゴリス帝国との強力な友好関係を前提として、ヘルトジブリール等との国連安保理同盟理事国との連携を強化し、国連体制のさらなる安定化を目指している。また、民族等の個別的要素にではなく、各国の個性を活かしつつも普遍的な価値観に立脚した国際社会も目指しており、バラ園の協定ではロシジュアのソシアート的制度とも調和した「普遍的価値観」が盛り込まれた。既にバラ園の協定に基づきロムレー軍が「ロシジュア政府の正当な海上保安活動」(S/RES/9)に対する支援活動を行うなど、様々な成果をあげつつある。さらに、SSPact等とも更なる協調関係の発展に向けて検討が進んでいるとされる。
 ブロンデル議長は「これまでの外交により、フリューゲルの国際関係はさらに安定したものとなった。今後はカルセドニー等とも積極的に関係強化を図り、国連中心の国際秩序の発展に更なる貢献を図りたい」としている。

【セビーリャ】セビーリャ自治100周年 現在の統治委員会=自治政府体制の成果と課題
 764年に自治政府が設置されて以来、セビーリャ地域の統治は比較的安定している、という考えは、ある程度一般的に受け入れられている。自治開始からまもなく100年、中央議会でも今後のセビーリャに関する更なる自治拡大が検討されている。既にほとんどの議員は内政に関する権限をほぼ完全にセビーリャ自治政府に移譲することに対して前向きな姿勢で、さらに積極的な自治拡大・権限移譲に対しても肯定的な議員の数も多い。
 しかしながら、実際のセビーリャ統治委員会と自治政府の状況はまだまだ問題を抱えている。861年末に発覚した燃料の過剰輸出問題は未だ記憶に新しい。統治委員会で通商問題を担当するリュック・オータン委員は中央議会で査問を受け、多くの議員から統治委員会の監査業務についてその有効性に懸念が示されるなど、この問題では自治政府だけでなく統治委員会=自治政府体制そのものについても疑問符が付された。
 確かに、統治委員会=自治政府体制はこの100年の比較的安定したセビーリャ情勢という成果をあげていることは事実である。独立国時代の極端な政治的混乱や、共同管理区域時代の全土まで統治が行き届かない状態を考えれば、セビーリャ史上最も平穏な時代を実現したと評価することもできよう。あるいは二度の戦争の焼け跡が今なお広く残るクラリス地域と比較しても、現行のセビーリャ情勢は評価できるだろう。
 しかし、だからといって現在の統治委員会=自治政府体制を惰性によってこのまま続けるべきではない。コーデクス主義者主導の不透明な権威主義的体制が続く限り、細かな政治的問題は起こり続けるであろうし、政治的透明性の実現のためには、健全な議会主義をセビーリャにおいても実現しなければならないのである。

【国内】建国250周年式典挙行される レゴリス帝国、セビーリャ自治政府、ロシジュア帝国などからご来賓
 861年5月11日、ロムレー湖畔共和国は建国250周年を迎えた。これを記念して、各地で様々なイベントが開かれたが、最も大きいものが中央議会議事堂前広場で開催された中央議会主催の記念式典とパレードであろう。この式典にはディアヌ中央議長をはじめとする政府要人のほか、レゴリス帝国からはレオノーラ・ヘンネフェルト総統、フィリーネ・バルシュミーデ外務大臣、谷邊時雨国防大臣、セビーリャ自治政府からはウーゴ・ガルシア・ロペス行政長官、ロシジュア平和連邦からはリーネ・ロシジュア・ハルシオナ中務ソシアート代表などの賓客が参加した。
 これについてアンゼロット記念大学のマルティーヌ・トリベール=スィズィニョレ名誉教授(ロムレー国制史)は「建国50周年を除いて、ロムレーの建国記念式典では他国からの来賓をほとんど招待しないのが通例。今回はレゴリスとの永久安保締結や国連の発足などもあり、友好国との協力関係を確認する目的があったのではないか」とコメントしている。

(その他ヘッドライン)
【国際】フリューゲル国際連合の10年を振り返る 9世紀後半は国連の時代になるか
【国際】国連常設国際法委員会にていわゆる「都市型演習場」を規制する条約案審議行われる ロムレー国連大使「法制化を強く支持」
【社説】「選挙」実施も無効化宣言など混乱極まりないミルズ政治 解決には選挙監視団の派遣のみならず有力な同盟国を中心とした国際社会の強力な取り組みが必要不可欠
【国外】カルセドニー改憲 大統領の設置・地方選挙区の強化など実現 大統領選挙では連合党主流派キウィク氏当選
【社説】右派政権下で民主帝政の理念から逸脱するガトーヴィチ ガトーヴィツカヤ・テフノクラティアの理想と限界

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Tribune紙の誤報問題で注目されたロムレー人のカルセドニー史リテラシーの欠如。カルセドニー当局公式の『カルセドニー史』で今のフリューゲルの最重要国家の歴史をしっかり押さえよう。(ポワンクール書店)
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